出口夏希、愛読していた『アオハライド』で大役挑戦 話題作への出演続く21歳の思い
(左から)出口夏希、櫻井海音 (C)WOWOW
――洸を演じた櫻井さんの印象はいかがですか?
出口:最初はすごく無口な方だなって思っていたんですけど、撮影していくうちに、少年っぽくて、おちゃめな性格をしているなって思いました。現場にいる櫻井さんは、まさしく洸でしたね。目とか、髪型もパーマをかけていて、最初のほうのちょっと冷たい感じは漫画の洸そのままだなって。
櫻井さんはスマホに原作を入れていて、撮影の間にも原作のこのシーンでは洸は右手をこうしているなとか、気にされていました。原作ではこうなってるんだけど…って、原作という答えがあるので、不安になったときには漫画に戻って、2人で相談しながら演じたのも思い出です。
――今回は、志田彩良さん、莉子さん、新原泰佑さんと同世代の皆さんがそろった現場となりました。
出口:同世代の人たちが集まってこんなに濃い時間の撮影は今までなかったので楽しかったです! 最初は人見知りをして入れなかったんですけど、みんなが引っ張ってくれました。現場では、莉子ちゃんがいろんな流行っているものに詳しくて。会話の語尾に“ぽに”をつけるのが流行っているって教えてくれて、みんなでやってみたんですけど、結局1~2回しか使わなかったり(笑)。お昼に学校の給食が出て机をくっつけて食べたり、プールのシーンは寒くて、みんなで1つのヒーターを囲んで温まったり。文化祭やお祭りなど行事のシーンも多くて、本当の高校時代に戻ったような感覚で、めっちゃ青春でした!
――本当に楽しそうな感じが伝わってきます。出口さんご自身の学生時代はどんな感じでしたか?
出口:私もけっこう中高と楽しんできていて、ほんとにこんな感じだったなぁって。小中高と昔からいる友達と今も仲がいいので、まだ青春は続いているって感じです(笑)。連絡も頻繁にとってますし会えるときは週1で会ったりしてますね。
小学校からの友達とは毎年夏に旅行に行くんです。20歳も超えたので、みんなでちょっと遠出をして、コテージを借りてまったりするという大人な旅行をしています(笑)。
――そんな仲のよいお友達との学生時代の思い出は何かありますか?
出口:中学校のころの体育祭ですね。私のクラスの担任が体育の先生だったんです。「体育の教師なんだから、おまえら1位取らなきゃ、俺が恥ずかしいからな!」って言われて(笑)。私たちも先生のために頑張って、結果1位を取ったんですよ! それがすごい思い出になっていて、1つ1つの行事で絆がすごく深まるんだなって、今回の作品に出演して改めて感じました。