浜辺美波、「東宝シンデレラ」オーディションを回顧 25歳の展望も語る
2011年、10歳で第7回「東宝シンデレラ」オーディションでニュージェネレーション賞を受賞し芸能界入りした浜辺。順風満帆に見えるが、デビュー後はさまざまな作品のオーディションでの落選を経験してきた。
「当時はほぼ赤ん坊で、何も持っていなかったです。質問された時、自分の言葉を言語化できないというより、自分の意思が無いので何も答えようがなかった。そこはやっぱり今との大きな差。なのでオーディションは何百回受けてもほぼ受からなかったです。挫折とまではいかないけれど、悔しい思いもしましたし、逆に悔しいを通り越して何も感じなくなったり。落ちすぎてへこたれなくなりました(笑)」と当時を回顧する。
また周りの環境に感謝も。「小さい頃から目標があったわけでもなく、夢を見つけるのも遅く、環境に育てられた部分が大きくて。この仕事につかず、優しい父と母の元で変わらず育っていたら、就職活動に直面した時に悩むタイプだったと思います。環境の変化があっていろんな人たちと出会い育ててもらったおかげで、夢や目標を持つことができました」。
2025年で25歳になるが、展望を聞くと「未だに面倒くさいことがあった時に全部投げ出したくもなりますが、そんなこと言ってられないですよね。一つ一つしっかり積み上げて、振り返ったときに後悔しないような努力をしたいです。読書をしたり、映画を観たり、自分と向き合ったり。億劫になることもありますが、挑戦する心は常に持ち続けたい。またミステリーが好きなので、いつか東野圭吾さんや湊かなえさん、中村文則さんら憧れの小説原作の作品にも出たいです」。(取材・文:高山美穂 写真:高野広美)
映画『六人の嘘つきな大学生』は、11月22日全国東宝系にて公開。