鈴木えみ、40歳を前に「Lv40と言うようにしてレベルが上がると考えている」 思春期の娘とは“お互い褒め合い”
――今年40歳を迎えらえます。振り返ってみると、30代はどんな印象ですか?
鈴木:30代は、いろいろ整えていた10年間だったかな。28歳で出産をして、その4年後に洋服のブランドを立ち上げたりして、仕事は割とマイペースにゆるりと、SNSのお仕事も増やしながら雑誌もやりつつな感じでした。お家のことだったり子育てだったりが中心だったかな。とってもバランス良く心地よかったです。
――40代を迎えることになにか特別な思いはありますか?
鈴木:私、39歳、40歳と言うのはもうやめて、Lv39、Lv40とレベルが上がっていっていると言うようにしましたので。あ、またレベルが1つ上がるなと(笑)。
東京が特にそんな気がするんですけど、「50に見えなくない?」「60に見えない!」みたいな方がいっぱいいて、周りにもすごく素敵で元気はつらつでパワフルな先輩たちがいっぱいいるので勇気をもらえるというか。私も10年後、20年後これくらいキラキラしているといいなとイメージしながら、過ごしていきたいです。
「無茶はしてもいいけど無理はしない」がモットーなので、チャレンジはするけれど、自分の気持ち的にしっくりこないことはやらない。それは変わらずにいたいです。
――セレーナは、麗奈にとって女神的存在ですが、鈴木さんにとって、そうした方はどなたでしょう。
鈴木:絶対的な存在って母親な気がします。私の母は、今はちょっとカジュアルになってきましたけど、基本黒しか着なくて、ハイヒールに赤リップという人だったので、子どもながらにこれが大人の女性像だと強くインプットされたんですね。なんとなくその背中を追いかけている気がしなくはないですね。
――今度は娘さんが、鈴木さんの背中を追いかけることになりそうですね。
鈴木:どうでしょうね。娘はファッションも美容もメイクも好きですし、性格はすごく似ているんですけど、キャラは私と違っていて。運動神経もいいですしヘルシーな感じで、私よりもできることが多いかもしれないです。
――お忙しい毎日かと思いますが、日々の癒しはありますか?
鈴木:猫が4匹いるので、くっついて二度寝するのがすごく幸せ(笑)。末っ子の猫は甘えん坊で、肉球を必ず顔にピタッとくっつけて寝るんですよ。それがたまらなくて! たまに来ない時は私から肉球を顔に持ってきて寝ています。
――麗奈はなりたい自分を諦めたくないという気持ちで前に進みますが、鈴木さんが諦めたくないものは何でしょう?
鈴木:諦めたくないものは全部なんですよね。すごく欲張りで、全部やりたいんです。お家のこともやりたい、子育てもしたい、友達とも遊びたい、もちろん仕事もしたい。お酒も飲みたい、美味しいものも食べたい、猫とも戯れたい…。一つも諦めたくないので全部やっちゃうから、大忙しなんです。でも強く思っていたら夢は全部かなうんですよね。
『女神降臨』での麗奈の前向きな姿も、私もこんなに前向きだったら日々楽しいと思える時間がもっと増えるかも!と思ったので、みなさんも頑張る麗奈の姿からいい影響を受けていただけるといいなと思います。
(取材・文:佐藤鷹飛 写真:上野留加)
映画『女神降臨 Before 高校デビュー編』は公開中、『女神降臨 After プロポーズ編』は5月1日より公開。