小林亮太&島太星、大作『フランケンシュタイン』で大抜擢 1年超の歌稽古で築いた熱い絆
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――今回が初共演のお二人ですが、お会いするまでの印象はいかがでしたか?
小林:SNSっていろんな人の情報が入ってくるじゃないですか。太星くんが作品に出られている時に、太星くんがすごいという情報がすごく流れてきていたので、どんな方なのかとお会いすることを楽しみにしてました。そうしたら、めちゃくちゃ人柄がチャーミングで、愛される方で。僕はゲラなんですよ。太星くんの天然がツボで、大好きになりました。自分は頭で考えて固くなることがあるので、いつも癒やしてくれる存在です。
島:亮太くんの第一印象はたくさん知識があって、それを周りのみんなにも共有してみんなが幸せになる道を選ぶ人。と勝手に思ってました。きっと一つの作品に果てしなく探究するイメージでした。だからこそ自分も中途半端にはなれないと更にエンジンがかかりました!!
小林:いち俳優同士、一緒に頑張りたいと思います。
――同世代ですもんね。(小林が1998年12月生まれ、島は1998年1月生まれ)
小林:そうですよ!
島:いやいやいや。年齢のことは触れないでほしいです。亮太くんはかなり年上だと思うくらいの人格者なんで。いろいろ助け合いたいなと思っています。
――20代後半から30代に向けて、今後どんな俳優さんになりたいという展望をお持ちですか?
小林:小林亮太が出るなら観に行きたい、彼がいたら面白い作品になっているんだろうなと思ってもらえるような俳優になりたいです。僕は『フランケンシュタイン』が久しぶりの舞台出演となるのですが、さまざまなことから劇場に来ていただくことが難しい方も多いと思うんです。演劇も映画も大好きなのであまり区別せず、映像と舞台の垣根をつなぎ両方で戦える俳優になりたいと考えています。
島:東京でもお仕事をさせていただけていろんな人と知り合い、仲のいい人もいっぱいできているのですが、心の奥底では北海道のことを第一に考えていて、ずっと支え続けてくれている皆さんがいます。今回の『フランケンシュタイン』への出演も、北海道で待ってくれているメンバーやファンの方が大丈夫かと心配してくれているんです。そういう人たちが本番を観た時に、「太星くんがあんなすごい舞台に立って、輝かしくやっているぞ」と思っていただけるようになりたいと思っていて。今回の作品のように大きい舞台に出させていたくことで、北海道の皆さんに恩返しできるようになっていきたいです。
小林:北海道大好きなんですよ! 今度ぜひ太星くんに案内してもらおう。
島:いやいやいや。僕、全然外に出ないから北海道のことなんも知らないよ。
小林:こんなに北海道への思いを語っていたのに(笑)。
――(笑)。では最後に作品を楽しみにされている皆さんにメッセージをお願いします。
小林:我々新キャストも、過去に挑まれた先輩方に負けないような熱で作品の素晴らしさを伝えられるように精一杯頑張りますので、せひ劇場に足を運んでいただけたらうれしいです。
島:先輩方をリスペクトしているのですが、僕たちの力で新しい『フランケンシュタイン』を伝えたいという思いで稽古に臨んでいます。楽しんでいただけると思いますので、ぜひこのペアも観に来ていただけたらうれしいです。
(取材・文:佐藤鷹飛 写真:高野広美)
ミュージカル『フランケンシュタイン』は、東京公演が4月10日~30日・東京建物Brillia HALL、愛知公演が5月5日~6日・愛知県芸術劇場 大ホール、茨城公演が5月10日~11日・水戸市民会館 グロービスホール、兵庫公演が5月17日~21日・神戸国際会館 こくさいホールにて上演。