望海風斗、『誘拐の日』で“しごでき”看護師長を好演中 宝塚退団から4年「やっと自分の呼吸がしやすくなった」
――舞台と映像作品では、お芝居のやり方が違うと聞きますが、どなたかにアドバイスを求めたりはしましたか?
望海:ラジオ(NHK-FM『望海風斗のサウンドイマジン』)にゲストで蒼井優さんが来てくださった時に、映像の時はどうしているのか教えていただいたことがあるんです。「監督さんの雰囲気をつかむために、まず最初に撮ったものを見て空気感を感じて、その後は見ない」とおっしゃっていたんですね。いきなり上級者のコツを聞いてしまったと思いました(笑)。
舞台で共演させていただいた方からも「芝居が大きくてカメラからはみ出ちゃう」とか、「声が大きくなってしまう」とか大変だったというお話をいろいろ聞いていたので気をつけようとは思っていたんですけど、何に気をつけていいのか分からなくて。現場に入って初めて「こういうことか」と分かったといいますか、やってみないと分からないんだなと感じました。
――放送がスタートし毎回大きな話題を集めていますが、周囲からの反響はいかがでしょう。
望海:みんな観てくれていて、連絡をくれます。感想が「怖い」っていうのと、「誰が犯人なの?」って(笑)。「面白い!」とドラマ自体を楽しんでもらえているのでうれしいですね。
――考察も盛り上がりそうですが、望海さんは考察系のドラマはお好きですか?
望海:それが私、小説とかでも“早く犯人知りたい!”派なので、考察しながら1週間待つことが耐えられなくて。ドラマだったら全話終わってから一気にまとめて観たい派なんですよね。でも、『誘拐の日』は、皆さんこれからますます「犯人はあの人なんじゃないか?」と盛り上がっていくと思うので、そうした声を聞くことが楽しみです。
――藤澤師長の紹介で、「やがて新庄最大の窮地に遭遇し、思いもよらぬ形で逃亡劇に巻き込まれることに…」とありましたが、今後の藤澤さんの見どころはどんなところでしょう?
望海:藤澤が厳しいだけじゃなく、新庄さんの芽生ちゃんを思う気持ちにいろいろ心揺れる瞬間があったりするところに注目してほしいです。……何をしゃべったらネタバレじゃないのか分からなくって(笑)。協力というか…、師長だからできることというか…。そういうところも楽しみにしていてください!(笑)