「いぃよぉ~」吉本新喜劇座長アキが別人に! 自身の“全て”と語る時代劇『時が来た』今夏、東京・名古屋で再演
アキ クランクイン! 写真:高野広美
――長年新喜劇で鍛えられたことで、『時が来た』で活かされたことはありますか?
物語の中で笑いを取っている部分はアドリブなんです。(新喜劇の)ケンや太田(芳伸)くんもいるので、みんなで助け合ってちゃんとアドリブでお笑いとして成立するので、そこはやっぱり新喜劇のチーム感が出てますよね。普段から新喜劇でやっているので呼吸や間が合うんだろうなと思って、怖いもんなしやなと感じます(笑)。この舞台を観に来られるお客さんも新喜劇が好きな方が多いので、その部分はやっぱりホッとしてるというか、「これこれこれ! こういうの求めてた」みたいな反応をしてくれています。その部分だけ、演劇の役者さんたちが楽屋のモニターに集まるみたいなんです。「毎回違う感じですごいな」と言って見てるみたいです。
――役者さんにも影響を与えるぐらいのアドリブ力はすごいですね。
ありがたいことに365日、公演も数をたくさんやらせてもらってるので、少々のことは大丈夫です(笑)。
『吉本新喜劇アキプロジェクト「時が来た」』より 画像提供:吉本興業
――東京・名古屋での再演は、これまでと異なる部分はありますか?
1月の大阪の近鉄アート館での上演は三面の舞台でしたが、東京・名古屋公演では一面の舞台なので、殺陣も変わるし、芝居での大事なところの姿勢も変えていかないといけないので、動きはだいぶ変わってきます。それと、僕が演じる虎之助の終盤の家族のシーンが肉付けされていますし、細かい部分でいろいろと変わっています。
――東京・名古屋公演では2丁拳銃の川谷修士さんがゲスト出演されるのも楽しみです。
修士くんは、吉本の即興芝居「THE EMPTY STAGE」をはじめ、アドリブで芝居をやる企画に参加してもらっていたんです。その頃からやっぱり修士くんは芝居がしっかりしているし、アドリブでやっていく器用さや芝居の締め方もちゃんと見ていたので、皆さんも楽しみにしてください。
――『時が来た』は、アキさんにとってどんな意味を持つ作品になりましたか?
僕の“全て”ですね。18歳の一般人だった僕が東映に飛び込んで、時代劇の世界をいろいろ見させていただいた経験やその時の根性とかが“基礎”となっているんです。吉本のこの競争の激しい芸人勢の中で何とか生き残ってこれたのも、やっぱり東映で培った“基礎”がキープされているからなのかなと思います。今こうして、新喜劇の座長をやらせていただくようになって、この時代劇で評価をいただいて…という流れは、もう僕の芸能人生の“全て”です。
『吉本新喜劇アキプロジェクト「時が来た」~生き様を貫いた男たち~』チラシ裏面 画像提供:吉本興業

