舘ひろし、30年越しの“南条弘”で『国宝』黒川想矢を共演に指名 受け継がれる石原プロの「イズム」
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――舘さんは石原プロ時代から「芝居をするな」と言われて育ったと。
舘ひろし
舘:そうなんですよ。小手先の芝居じゃなくて、気持ちで演じろということを言われ続けてきました。想矢を見ていると、まさにそれを感じるんですよね。気持ちをすごく大事にしている。変なテクニックに走ったりせず、気持ちを表現しようとするエネルギーがすごくあると思います。
黒川:僕は演技が“できない”っていうのがあって。(気持ちでも芝居でも)どちらもできるというのも、すごくステキだなと思うんです。けど演じようとすると、なんか自分の中で違和感というか、痒くなっていっちゃって。だから演技をしないというのは自分に合っているというか……。それしかできないんです。
舘:偉いでしょ。勉強が必要なのは僕の方ですよ。今回の現場でも、ずっと目を離さずに研究させていただきました。びっくりしてしまいますよね、本当に。学ぶことが多くて。
黒川:いやいや、怖いです(苦笑)。そんなことないですよ。
舘:偉いでしょ。天才ですよね。
黒川:天才じゃないです(笑)。
■南条弘こと舘が名曲「泣かないで」を熱唱!
映画『免許返納!?』場面写真 (C)2026「免許返納!?」製作委員会
――本編には、舘さん、というか南条弘がスナックで「泣かないで」を歌うシーンがあって、すごく得した気分になりました。しかもスナックのママ役の南野陽子さんとのデュエットまで。
舘:驚きました? 僕もね、歌うんだと(笑)。
黒川:あのシーンが一番心に残っています。大好き。
舘:あんなに長く撮るんだと思って、僕もびっくりしましたよ(笑)。
――もともとの台本に書かれていたのですか? 舘さんから提案を?
舘:僕から提案なんてしませんよ。恥ずかしくて。あれはプロデューサーたちが勝手に詰め込んだんです(笑)。台本ではもうちょっと短いと思っていたのに、フルで歌えと指定されて。なんであんなに長くなったのかわからないんです。
黒川:亮は、スナックで盛り上がっているみんなを見ていて、最後に「なんだこれ」と言うというお芝居でした。でも本当は、(共演の)八嶋智人さんみたいに「チャイニーズティー!」って合いの手を叫びたくて。
――あはは。
撮影中の黒川にちょっかいをかける舘の足
黒川:現場が本当に楽しそうで。舘さんも楽しんでやられてました。
舘:いや、恥ずかしさでいっぱいです(笑)。
――プライベートでも歌われたりされるのでしょうか。
舘:カラオケに行ったりしていましたからね。
――カラオケで「泣かないで」を歌うことも?
舘:歌うときもあります。このところは行ってないですけど。昔は結構行きましたよ。よく行くお店で、渡哲也さんと二人でずっと歌っていたなんてこともありましたね。

