舘ひろし、30年越しの“南条弘”で『国宝』黒川想矢を共演に指名 受け継がれる石原プロの「イズム」
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――黒川さんは、いつも「舘さんみたいに優しい人になりたい」とお話されています。今回、改めて現場でご一緒して、どんなところがステキでしたか?
黒川:嘘がない方なんです。でも、やっていることはフィクションの世界での嘘なんですよね。それがすごいなと思います。それから僕が舘プロに入るきっかけになったのは、子役の頃に舘さんと時代劇(『剣樹抄〜光圀公と俺〜』2021)でご一緒したことなんですけど、そのときに本当に子役の僕に対しても、同じ目線で俳優として話してくださって。すごく感動して嬉しかったんです。今回の舘さんもそのときのままですし、さらに今回は現場でいろいろ教えていただきました。
黒川想矢
――たとえばどんな。
舘:教えることなんて、僕にはありませんよ。
黒川:このシーンはこうやってみようとか、現場でもそうですし、こうした取材の場で、改めて言葉にしてもらうことで、いろんなことが「そういうことだったんだ」と腑に落ちる瞬間があります。僕はまだキャッチできていないことが多いんだろうなと思います。
――完成した映画をご覧になって、おふたりが感じたことはありますか?
映画『免許返納!?』場面写真 (C)2026「免許返納!?」製作委員会
黒川:役を好きになったり、その作品を好きになるのって、撮影が終わってからだったりということもあって。改めて亮のことが好きだったんだなって感じました。
舘:自分の役は好きじゃないとやらないと思いますよ。嫌いだったらきっとやらない。僕は。そういう役はお断りすると思います。自分の役も愛せないんじゃ、人を愛せない。
黒川:そうですね。愛を持っていたから、その役やその作品が好きになれたのかなと思います。
舘:この映画を通して伝えたいのは、やっぱり愛なんですね。いろんな愛。人への愛、車への愛、映画への愛。どんな映画もテーマは愛で、愛に満ちていればいい映画になると思っています。
舘ひろし&黒川想矢
(取材・文:望月ふみ 写真:上野留加)
映画『免許返納!?』は6月19日より公開。

