オーディションで抜擢、大原櫻子 佐藤健とのキスシーンも緊張ナシ
関連 :
現場では佐藤が撮影初日から優しく話しかけてきてくれたそうで、距離も縮めることができた。とはいえ、さすがにキスシーンでは緊張もしただろうと思いきや、こんな話が飛び出した。
「最初はもちろん緊張していて、リハーサルだけでも心配だったんですけど、実際に現場に入ったら不思議と緊張しなかったんです。そしたら健さんが『緊張してないの?』みたいに聞いてきて。だから『いや、役ですから』って答えたら、『あー、そういうこと言っちゃうんだ』って言われちゃって。それを傍で聞いていた監督も大笑いしてて(笑)」。
一見、かなりの大物エピソードだが、真相はこう。「そりゃ、やっぱり恥ずかしいですよ。そんなこと聞かれたら余計に恥ずかしいし、緊張しちゃうじゃないですか。だから意識しないように振る舞ったんです」。ティーンらしい大原なりの照れ隠しだったわけだ。
とにかく楽しかったという現場。改めて佐藤の印象を訊ねると、「常に自然体で、周囲をよく見ている、気遣いのすごい方でした。そうした立ち居振る舞いが、とても勉強になりました」と先輩への尊敬の言葉を口にした。
公開中は映画館にも足を運んでいたという大原。「振れ幅のある女優さんになりたい。身体を動かすのが好きなのでアクションもやりたいですし、あと、すごい悪役とかもやってみたいです!」と瞳を輝かせる彼女に大輪の片鱗が見えた。(取材・文・写真:望月ふみ)
『カノジョは嘘を愛しすぎてる』は6月25日よりブルーレイ&DVDリリース開始。(発売元:フジテレビジョン 販売元:アミューズソフト)