伊藤英明は気のいいジャイアン? 矢口史靖監督が『ウッジョブ』舞台裏を激白
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役者の好演はさることながら、脚本の構成や凝った映像でも本作は魅せる。特に監督が原作のココにもっとも惹かれてメガホンをとりたいと思ったというクライマックスにやってくる奇祭がスゴイ。「巨大なご神木を切り倒して山の上から落っことす。大変なスケールです。普通はCGを使って上手くやりましょうと落ち着くんでしょうけど、落ち着いちゃいけない。僕は“どエライことになことになるかもしれない”ほどワクワクする性質ですし(笑)」。そして監督はこだわりの手法を選択した。
「公開前にはいくら聞かれてもCGは使っていませんって言い通してました。いや、本当にコンピューター上で作ってしまったものはないんですよ。実は特撮技術を使っているんです。実際に山の中で1/8サイズのご神木を、レールも作って屋外撮影しています。特典映像にはわざわざ祭だけに特化したメイキングを作りました。ぜひとも本編を観てから楽しんでもらいたいですね」。映画製作の裏側に感心したり、役者陣の素顔を覗いたり。本編の楽しさはもちろん、もはやおまけとは言えない特典映像にも感激すること請け合いだ。(取材・文・写真:望月ふみ)
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