板野友美「正直でいたい」 “クールなイメージ”をマイナスと捉えない真意とは?
そんな板野だったが、マリー姫について語っている時、本質を表すような発言があった。「心は汚れているとは思いますが、マリー姫は物事をはっきり言います。私も人との付き合い方においては、正直でいたいなとは思います」。言葉の真意を問うと「計算して『こう思われたいからこう発言する』というのは嫌です。もちろん言い方はありますが、お互い意見を言い合える関係性の方がいい。それで喧嘩になってもわかり合えると思うし、そういう友達関係の築き方をします」とクールなイメージとは逆の“熱い”一面を見せてくれた。
AKB48卒業後は、音楽活動を中心に行っていたが「これからはいろいろなことに挑戦したい」と目を輝かせる。「映画を観るのが好きですし、演じることにも挑戦したい。アーティストは自分をどんどん出していくことが必要ですが、役者のように誰かになって表現することも面白いと思います。その経験が、また音楽活動にも活きていくと思うんです」。
演じてみたい役柄について聞くと「自分の人生で経験したことのある等身大の役をやってみたい」と即答。「これまでヤンキー役とか強めの役が多かったので、私のイメージじゃない役。小さいころは少女マンガが好きだったので、爽やかな役をやってみたい」と照れながらも胸の内を明かした。
本作の公開2週前には“親友”前田敦子が“招き猫”の役で初アフレコを務めた映画『神さまの言うとおり』が公開される。「今でも週に3~4回ぐらい会っていますが、あんまりお互いの仕事の話はしないんですよ」と語った板野だったが、初アフレコを務めた作品が同時期に公開されることに「話してみます!」と興味津々の様子だった。(取材・文・写真:才谷りょう)
映画『くるみ割り人形』は11月29日より全国公開。