嵐・櫻井翔、妻役の広末涼子を絶賛「こんな素敵な人いるのかな」

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嵐の櫻井翔が、新春ドラマスペシャル『大使閣下の料理人』(フジテレビ系/21時~)で主演を務める。嵐のメンバーはもとより、ファンも公認の「料理が不得手」という櫻井が務めあげる一流シェフという役柄について、熱くチャーミングに語ってくれた。
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櫻井が「僕の好きな系統で、興味ど真ん中。すごく面白かった」と絶賛する同名の原作は、作者の西村ミツル氏が自身の日本大使公邸料理人としての体験をもとにし、1998年から2006年まで連載され累計発行部数190万部を突破している。リアルな描写もさることながら、現実の外交・政治の時事ニュース等をストーリーと関わらせた料理×外交という設定のユニークさが大きな反響を呼んだ。櫻井も「食卓の上だけではなく、もう一つ先に物語があるのがすごく面白い」と、ハイペースで読み進めていったという。
これまで、毒舌執事、ミステリアスな家庭教師と癖のある役を演じてきた櫻井が今回初挑戦するのは“料理バカ”なフレンチの料理人。嵐のメンバーでいえば、過去に二宮が中華料理人役、松本がショコラティエ役と料理人を務めてきた。「『ついに櫻井きたか』『本当に料理するんですか?』っていうのがメンバーの意見」と苦笑交じりに話すも「何の作品にしてもそうだけど、料理人でも執事でも家庭教師でも、大沢公という役柄を演じることなので、そこまで料理を大きくは捉えていないですね」と、役に対する真摯な向き合い方を見せた。
今回は家庭持ちの役ということで、ドラマの中では左手の薬指には結婚指輪が輝いているが、独身の櫻井に、指輪の付け心地を尋ねてみた。「縛られている感じがします。…って嘘、嘘(笑)。撮影で1日つけていると、当然帰りは外すんだけど、不思議なもので『あ、ない、(薬指が)軽い』と思う(笑)」。夢を追いかける大沢を支える専業主婦の妻ひとみ(広末涼子)の存在については「こんな素敵な人いるのかな(笑)」と遠い目。
さらに、既婚の働く男性という立場については、ある種の感慨があることを明かしてくれた。「奥さんがいて、子どもがいて、というシーンをやれるようになったのは、すごく自分の世代を生きているという感じがしました。大沢という人間が家庭のバランスに悩んだり、仕事面で周りに認めてもらったり、上司と向き合うかなどは、同じ世代の方々に置き換えられるかなと思います。どう乗り越えていくのかを、共感して見てもらえればと思います」。
最後に、2012年『もう誘拐なんてしない』、2013年『ラッキーセブン』スペシャル、2014年『鍵のかかった部』スペシャルで嵐のメンバーが主演を務めていることに触れ櫻井は、「この3年間、嵐の誰かが新春ドラマをやっているのでうれしいし、いい1年になるといいなと思っています。新年からドラマおよび嵐をお正月に楽しんでください」と締めくくった。(取材・文:赤山恭子)
新春ドラマスペシャル『大使閣下の料理人』は、フジテレビ系にて1月3日21時より放送。