剛力彩芽「役名で呼ばれたい」、女優としての役になりきることに徹する

検察と容疑者や被告との間で取り交わされる「司法取引」。一部導入が予定されているものの、現在の日本では認められていない、そんな制度をテーマにしたドラマ『天使と悪魔‐未解決事件匿名交渉課‐』で、人を疑うことを知らない“天使のような警察官”蒔田ヒカリ役を熱演中の剛力彩芽に単独インタビュー。加えて、4月にはアルバムを発売した彼女に、女優活動とアーティスト活動の違いについても聞いた。
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難しい作品に挑むなか、第3話が転機になったという。「ヒカリが警察官になったのは父親の影響ですが、3話の台本を読んだときに、自分の中でヒカリがより見えるようになりました。ヒカリは人を信じるということが難しいと分かった上で、信じることを第一に考えている。それはすごくステキなことです。それから3話では、人には表と裏の顔があるけれど、『全ての裏の顔が悪いわけじゃない』というセリフが印象的で、ヒカリがすごく成長した回だと感じました」。
ヒカリといえば、警察官役には珍しい、スーツの中にジャージを着たファッションにも目が行く。カワイイ!と気になっている人も多いのでは?「衣装合わせのとき、何着か並んでいたのですが、『あれがいい!』って一目ぼれでした(笑)。被害者遺族の方のお宅に行くような場合に、ジャージは失礼にならないのかという心配もありましたけど、きちんときれいなものを選んでくださっているので、映像的にも不自然さはありませんでしたね」。