剛力彩芽「役名で呼ばれたい」、女優としての役になりきることに徹する
そんなヒカリのパートナーとなる、謎の弁護士・茶島を演じるのは実力派の渡部篤郎。共演経験こそあるものの、ガッツリ組むのは本作が初めて。「すごくおもしろい人」とその印象を明かす剛力だが、やはり司法取引のシーンでは「圧倒的な迫力」に引き込まれるという。物語がどこへ向かうのかは、剛力自身にもまだ見えていない。「ヒカリにはまだまだ警察官としてダメな部分が多いけれど、茶島さんと出会って、どんどん強くなっていく。着地点は私にも予測がつきませんが、司法取引を通じてさまざまな人間ドラマが見られる作品だと思うので、ハラハラドキドキしながら見てもらえたら」とメッセージを送る。
女優業のほか、4月には1stアルバムを発売した剛力。「表現するという意味では一緒ですけど、アーティスト活動は剛力彩芽自身としての言葉や、そのときに思っている等身大の気持ちを出せたらと思っています。女優のお仕事では、監督の考えを軸にみんなでひとつの作品を作るので、役になりきることに徹しています。お芝居をしているときは剛力彩芽ではなく、役名で呼ばれたいし、呼ばれるようなお芝居ができたらと思っています」。
ちなみに剛力にとっての“天使”は友達の子ども。「よく遊んでいます。近所の友達が食堂を開いているのですが、この間は、小さな3人の子どもたちと、お店の中でかくれんぼしました。私がどこかな~と探していると、一番下の男の子がお姉ちゃんのいる場所を『ココにいる~!』って教えちゃうんですけど(笑)。すごく可愛いです」と白い歯を見せた。(取材・文・写真:望月ふみ)
『天使と悪魔‐未解決事件匿名交渉課‐』最終回は、テレビ朝日系にて6月5日(金)23時15分より放送。