w‐inds.千葉涼平「勝ち負けは好きじゃない」 グループだからこそ成長できた理由とは

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伸びやかな歌声と耳馴染みのいいサウンド、そして華やかなパフォーマンスが代名詞のダンス&ボーカルユニット「w‐inds.」。グループのリーダーとして活躍する千葉涼平が、これまでにない新しいエンターテインメントの世界に身を乗り出した。演出は数多くの有名作品を輩出してきた宮本亜門、さらには音楽界の開拓者・KREVAも特別出演する『SUPERLOSERZ SAVE THE EARTH 負け犬は世界を救う(以下:SUPERLOSERZ)』。否が応にも期待は高まる中、“パフォーマンスのみ”で挑む役作りや宮本との“共演”について語った。
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本作の舞台は、20XX年の地球。テクノロジーは進化し、豊かな自然が戻りつつある一方、富裕層と貧困層の格差が拡がっていた。ある街に暮らす青年(千葉)は、大好きなダンスでも結果が残せず、将来への不安を抱えながら過ごす日々。そんな中、ある日突然、地球を襲った史上最大の危機。謎の男・ミスターX(KREVA)らとともに、果たして彼らは奇跡を起こし、世界を救うことができるのか…。
もともとずば抜けたダンスセンスを持ち、w‐inds. の活動以外にも、5年ほど前からソロでダンス活動を行ってきた千葉。ブレイクダンスをはじめ、さまざまなダンスを踊りこなす彼だからこそ、この前代未聞の作品の主演として白羽の矢が立ったといえそうだ。『SUPERLOSERZ』は、ダンスと音楽とテクノロジーが融合するまったく新しいエンターテインメント。千葉に詳細を聞けば、「全編セリフはなく、ダンスやアクションだけでストーリーが展開されます。基本的にはストリートダンスを使いながら、テクノロジーと映像、照明の連鎖が絡み合って…、亜門さんの演出でどこまで面白くなっていくんだろうといったところですかね」と、壮大な構成をほのめかせた。
言葉を発することなくパフォーマンスのみという限られた条件の役作りは、悩ましいながらも非常に楽しいものだという。初めて宮本の演出を受けた千葉は、「亜門さんは『こうしろ』『ああしろ』と言葉だけじゃなくて、『こういうふうに見えたから、ここまでやっちゃっていいかも』と自分でやってくださるんです。当たり前ですけど、それがすっごくうまいんです!」と興奮し、「亜門さんがやると、そこにそのキャラクターが見えるっていうか…はああ~」と言葉にならない様子で、ため息を吐いた。