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寺島しのぶ、母になるも役回りに変化ナシ 女優としての “探求心” 薄れず

映画

 現在、2012年に出産した第一子を子育て中の寺島。本作の台本を受け取ったのは、まだ子供が生まれてバタバタしている時期だった。「仕事をセーブしていたときだったんです。でも台本を受け取った瞬間に、やらなきゃだめだ!とすぐに切り替えられまして。母親になって、果たして仕事のスタンスなんかが今まで通りにできるのだろうかと心配に思った時期もありました。お母さんっぽくなっちゃうんじゃないかとかね。でも蓋を開けてみたら、そんないわゆるお母さんらしい役は全然来ないし(笑)。何か変化があるのかと思ったけれど、ちっとも変わらなかった。それを感じられた第一弾がこの作品でした。わたしはこういうところに求められているんだというのが、すごく嬉しかったし、今まで通りやっていけばいいんだと思えたんです」。

 そして現場でモノづくりを十二分に楽しんだ。「私は自分が演じるからには、いろいろやってみて役を膨らませて、一面的な人物にはしたくない。私の身体を通してその人の魅力を表現したいし、そのためにはディスカッションして、セッションできる監督じゃないと面白くないんです」と妥協しない。「この作品ではその楽しさを感じたし、難解だからこそいろんな可能性も感じました。リリーさんもぶっとんじゃってますしね(笑)。他にも突き抜けた人たち(ほか主要キャストに池松壮亮、橋本愛)が集まった作品。監督は陽気な変態だし、リリーさんはシニカルな変態。わたしはその狭間に置かれていたわけですけど、その感じがすごく心地よかったです(笑)」。(取材・文・写真:望月ふみ)

 『シェル・コレクター』は2月27日よりテアトル新宿ほかにて全国ロードショー。

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