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サモ・ハン、「映画は“血液”」 映画に捧げた愛と人生

映画

 では、20年ぶりに監督した本作の新しさ、今までと違う部分はどこになるのだろう。

 「それについては自分で『ここが違う』とか『ここを新しくした』ということを告げるのではなく、観た人が自分で感じてもらえればと思います。というのは映画というのはみなさんのために撮っているもので、自分のために撮ってはいないからです。自分で『こことこことここ』なんて言ってしまったら、みなさんが感じるところがなくなってしまい、撮った意味がなくなってしまいます。これは昔からずっとそうで、自分の撮った映画がヒットしなかったときはどこが原因だったんだろう、どこがみんなに受け入れられなかったんだろう、と分析したり研究したりします」。

 映画は観る人のためのもの。続いてサモは映画とともにあった自身の人生を振り返る。

 「40年やってきても、つくるのは常に違う映画なのでイヤになったり飽きることはありません。映画は自分にとって“血液”です。体の中をグルグル回って、それによって自分がものを考えたり、動いたり呼吸をしたり、生きたりすることができる。私は150歳まで生きたいと思っていますが(笑)、体が動かなくなっても口が動く限り指導はできるし、せっかく身に着けた映画の知識を使わない手はありません。だから今後も映画づくりを辞める気はないです」。

 その映画愛、そして揺ぎなき映画づくりへの姿勢は、まさに『燃えよデブゴン』と、自身をスターにしたヒット作の題名を思わせる。今後もさらなる映画づくりと健康を。デブゴンに幸あれ。(取材・文・写真:しべ超二)

 映画『おじいちゃんはデブゴン』は5月27日より新宿武蔵野館、シネマート心斎橋ほか全国順次ロードショー、映画『コール・オブ・ヒーローズ/武勇伝』は6月10日より新宿武蔵野館、シネマート心斎橋ほか全国順次ロードショー。

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