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淵上泰史、挫折と下積みを経て“怒りと感謝”がバネに 遅咲きの役者道を力強く邁進

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淵上泰史、挫折と下積みを経て“怒りと感謝”がバネに 遅咲きの役者道を力強く邁進
淵上泰史、挫折と下積みを経て“怒りと感謝”がバネに 遅咲きの役者道を力強く邁進 クランクイン!

 淵上泰史が『ダブルミンツ』で映画初主演を務めた。ドラマ『恋がヘタでも生きてます』でも、色気あふれる魅力で注目を集めている彼。俳優デビューは27歳、現在33歳で映画初主演を果たしたとあって遅咲きとも言えるが、長い下積み時代にも「諦めようとは一度も思ったことがなかった」のだとか。その原動力となったのは何だったのか。静かな佇まいからは想像もつかない、熱い言葉が飛び出す。

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 本作は中村明日美子の同名コミックを原作に、高校時代に主従関係となっていた光夫(淵上)と光央(田中俊介)が、犯罪の世界へと堕ちていく姿を描く衝撃の愛の物語。二人のミツオの深い愛を描き、ボーイズラブの傑作と言われる原作に挑むこととなったが、「僕はあまりBLとは思わなかった。ただ惹かれ合った者が男同士だっただけ」と躊躇なく受け止めた。それは、相手役の田中と紡いだラブシーンも同じ。「『にがくてあまい』という映画でも林遣都くんとキスしています。相手が男性だと思い切りやれる部分もありますが、女優さんだと気を遣うものなので…」。

 闇を抱えた光央に、従順に尽くす光夫。「コインの裏表のよう」と表現する関係性の、“白ミツオ”と呼ばれる光夫役。「淡々としていつつ、心は揺れ動いている。抑えて、押し殺した表現の中でいかに光夫として現場に立つか。難しい役でした」と難役となったが、「田中くんは一生懸命でとても真面目。必死に役を掴もうとしていた。僕も同じように必死。撮影もハードで、内田(英治)監督も休憩時間にはソファーで寝てしまっている時もあって(笑)。いい現場だなと感じた」と誰もが本気を注いだ現場に、充実感もたっぷりだ。

 映画初主演にも「特に浮き足立つこともなかった」と告白する。「人気原作で難しい役ということも、もちろん緊張やプレッシャーはありましたが、バタバタしてもしょうがない。気合を入れて臨んで、堂々と思い切りやろうと思いました」とあらゆることを受け入れる懐の深さを感じさせる。

 もともとはプロサッカー選手を目指し、ガンバ大阪のユースチームに所属していた淵上。「プロになりたいという目標があったので、一人残って自主練習したり。僕は天才肌ではないから、人と同じことをしていてはいけない。努力して足りない部分を補おうとしていました。そういうやり方が身に染み付いているかもしれません。それは役者になってからも同じ。作品をよくしたい、いい役者だと思ってもらいたいという目標があるから、必死になれる」。

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