川栄李奈、「自然な芝居」を意識 女優として快進撃続く今を語る
芸能界入りを果たしてから川栄は、「全然学校に行けてなかったので、例えば制服デートとか、今の女の子たちがやっているようなことは、そんなに経験してきてないんです」と高校時代を回想。しかし、その過去があるからこそ、本作の撮影は大いに満喫しているようで、「みんなでわちゃわちゃできるのは、高校時代を取り戻している感じがして、とっても楽しいですね」と笑顔で語る。
かつて所属していたAKB48を卒業して約2年。主演舞台の成功や、話題のテレビドラマ・人気漫画の実写化映画への出演など、その活躍は枚挙に暇がない。2年間の活躍を振り返ってもらうと、「卒業したら、そんなにテレビとかも出ないんだろうなと思っていたので、朝ドラに出させてもらってから、こうやってたくさん出させてもらって、すごくうれしいです」と胸の内を明かすと、「お芝居がやりたいと言ってAKBを辞めたので、お芝居ができている姿を皆さんに見せることができて、本当にうれしい」と充実の表情で語る。
最後に演技で意識している点を聞くと、「作りすぎているお芝居が好きじゃなくって、自然なお芝居をしている人が好きなので、逆にそれは自分の中ですごく意識しているところはあります」という答えが返ってきた。その言葉通り、どの作品を見ても川栄の芝居は自然だ。演じるというよりも、役になりきるという印象が強い。ふわふわとした危うさと色気を併せ持つ今宵を演じている姿にも、演技を感じさせない自然さがある。そんな“自然さ”を出せる女優だからこそ、彼女は多くのクリエイターから支持されているのだろう。(取材・文・写真:岸豊)
連続ドラマ『僕たちがやりました』は、カンテレ・フジテレビ系にて毎週火曜21時から放送中。