コリン・ファース、『キングスマン』新作に「少し一本目のハリーが恋しい」
そうした労苦を伴った本作では、前作で見ることができなかったエグジーとハリーの師弟コンビによる共闘が実現した。エグジーを演じたタロンとは「家族のような関係」で、前作からずっと連絡を取り合っていたそう。「今回また共演するからといって、改めてお互いのことを知ったり信頼を勝ち取ったりするようなプロセスは必要なかったんだ。阿吽の呼吸みたいなものがあって、お互いにいろいろなアイディアを持ち込むこともできた」と満足そうだ。「2人の間のジョークみたいなものもあるんだ。でもそれは役者の間だけで言えることではなく、スタッフともそういう関係性があるとよりスムーズだし、より作品も良いものになると思うんだよね」とも語る。
悪役のポピーを、大女優ジュリアン・ムーアが演じたことも話題を呼んでいる。『シングルマン』で共演経験のあるジュリアンを起用したいというマシュー・ヴォーン監督の思いを受けたコリンは、「僕から直接『1本目のキングスマンを観た?』とメールしたよ」と秘話を紹介。続けて「(1本目を)ジュリアンも気に入っていたし、彼女の子供たちも大好きで、すぐに『イエス』と言ってくれたんだ。もともと彼女とは、『再び共演したいね』とずっと話していて、やっと再会できた」と再共演が実現した喜びを明かすも、「やっと再会できたのに、皮肉なことに1シーンしか共演していないんだ(笑)」と苦笑。それでも、現場では一緒に過ごすことができたそうで、「彼女とはいつでもまた共演したいと思っているよ」と話していた。
映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』は1月5日より公開中。