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上村海成、『半分、青い。』草太役で得た“俳優としての成長”

エンタメ

 この朝ドラ出演も、彼にとってまたさらなる転機を与えたようだ。そうそうたる俳優陣がそろう楡野家の中で演技を行うのは、やはり最初はかなりのプレッシャーだったよう。

 「やっぱり、“飲まれ”ましたね。勝手に自分で萎縮しちゃったというか。撮影が終わったのが8月だったんですけど、ようやく慣れてきたなと思えたのが6月くらいで……。でも終わってから今実感するのは、ちょっと自信がついたのかな、と。自分では食らいついていくことができなかったな、と後悔していたんですけど、今お仕事をしていて『あれ、こんなにやりやすかったっけ?』と思うことも多くて。気づかないうちに、自分も成長していたのかなと思います」。

 “俳優としての成長”を実感、そんなタイミングで挑む『命売ります』。ユーモアと風刺がたっぷり詰め込まれたこの作品は近年その面白さが再注目され、しかも今回が初の舞台化。上村は母親のために主人公・羽仁男(東啓介)の命を買おうとする高校生・薫を演じる。

 「最近朝ドラをはじめ、真面目な作品・役柄が多かったんです。でも今までと違うテイストだし、作品自体も読んでみてすごく面白かったんです。三島由紀夫って名前聞くと、読書感想文とか書かなくちゃいけないというようなイメージがあるのですが、でもいざ読んでみたら、すごく面白いんですよ! いい作品に巡り会えたな、と思ってます」。

 上村が思う“舞台の面白さ”がありそうな作品というのも、期待値を上げる理由のひとつ。

 「舞台って『テレビじゃ到底そんなことやらないでしょ』っていう演出があるじゃないですか。だからすごいなと思うんです。やれることは限られているのに、なんでもありな気がする。だから楽しいな、と思うんですよね」。

 芸能界への苦節から、俳優の道へ。その決意が彼の目まぐるしい成長を支えているのだろう。“伸びしろ”の時期に参加する舞台作品、彼の新たな変化も目の当たりにすることができそうだ。(取材・文・写真:川口有紀)

 舞台『命売ります』は、11月24日~12月9日まで東京・サンシャイン劇場で、12月22日大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。

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