浜辺美波「明るくなったね」と言われるように 『賭ケグルイ』が彼女を変えた

ヒロインを務めた映画『君の膵臓をたべたい』が興収35億円を超える大ヒットを記録し、劇中で見せた儚(はかな)くも可憐な姿が、大きな反響を呼んだ女優・浜辺美波。そんな彼女の最新作がテレビドラマで放送された「賭ケグルイ」の劇場版『映画 賭ケグルイ』だ。清楚で可憐なイメージだった浜辺が、目を見開き“賭け狂う”姿は視聴者に驚きを与えたが、浜辺自身もこの作品が大きな転機になったという。
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2011年に行われた第7回「東宝シンデレラ」オーディションでニュージェネレーション賞を受賞し芸能界デビューした浜辺。“シンデレラ”にふさわしく、可憐で清楚なルックスは、やや控えめな女の子役がはまっていた。本人も「インドア派だし、一人でいることも好き。『暗いね』と言われることもありました。もっと明るい性格だったらいいのにな」と思うことも多かったという。
そんな浜辺の“明”の部分が引き出されたのが「賭ケグルイ」の現場だったという。「ドラマ版の現場に入ったとき、英勉監督をはじめ、皆さんものすごくコミュニケーションを取ってくれるんです。こちらがやりたいことも受け止めてくださるし、撮影の合間でもたくさんおしゃべりをした記憶があります」。
英監督について、現場を共にした俳優たちは「俳優の自主性を面白がってくれる人」と評していた。そんな現場で繰り広げられる俳優たちの“自由演技”合戦に浜辺も興奮したという。「年上の方ばかりの現場でしたが、テストと本番で違うことをしたくなっても、皆さんしっかり受け止めてくれるんです。『何をやっても大丈夫』という安心感は、ものすごく心強かったです」。
「賭ケグルイ」の現場を経験したことで、浜辺は大きく変わった。「ほかの現場でも『明るくなったね』と言われることが増えました。これまでの現場も楽しかったのですが、その“楽しい”を表情に出すことが苦手だったんです。でも、しっかりコミュニケーションを取ることで、共演者への遠慮もなくなりました」と芝居にも良い効果が出ていることを明かした。