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ブラッド・ピット、“父親としての自分”を考えるきっかけに 宇宙で“究極の自分探し”

映画

 「ニュース番組などで、何かの事件で本当の悲劇に遭遇した人を見ると、僕たちも胸が締め付けられる時があるよね。映画も同じ。役者が自分の演じている世界が“本物”だと感じていれば、その思いは観客にも絶対に伝わるはず」と目を輝かせるブラッド。「僕自身、ロイという役を生きることによって、自分の父親との関係を見直すきっかけになったし、逆に自分が父親として(子どもたちに)どう映っているのかを考えるきっかけにもなった。人を育てるということの責任の重さ、大切さを学んだような気がするよ」と胸の内を明かした。


来日イベントにて

 プロデューサーとして自らの映画制作会社「プランBエンターテインメント」をけん引し、本作はもとより、オスカー作品賞に輝く『それでも夜は明ける』(2013)、『ムーンライト』(2016)など、作家性の高い傑作を次々と世に送り出しているブラッド。先日の記者会見で「俳優引退説」は一蹴したものの、多忙を極め、プライベートでも苦難続きだったせいか、今、一番自分に必要なものは「心の平穏」だとしみじみ語る。


 「デヴィッド・ボウイは、全てを受け入れ、そして優雅に去っていった。あの生き様は僕の憧れなんだ…」。偉大なるミュージシャン、デヴィッド氏(2016年死去)へのリスペクトを突然口にしたブラッドの真意は計り知れないものがあるが、彼が言う「心の平穏」とは、次につながる「充電期間」、そう信じて、ブラッドの今後の活躍に期待したい。(取材・文・写真:坂田正樹)

 映画『アド・アストラ』は全国公開中。

映画『アド・アストラ』予告編 (C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

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