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『スパイダーマン』J・バタロンが語る、トムホとの“特別な関係”「本当の家族のよう」

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『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ネッド役のジェイコブ・バタロンにインタビュー
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ネッド役のジェイコブ・バタロンにインタビュー クランクイン!

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ジェイコブ・バタロン

トム・ホランド

 スパイダーマン映画史上初となる世界興収10億ドルを突破した、シリーズ最新作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のブルーレイ&DVDが12月4日に発売となる。大迫力のアクション、高校生ヒーローの成長に加え、青春学園ストーリーとしても胸踊るような展開でファンを楽しませているが、その部分を思い切り輝かせているのが、ピーター・パーカー/スパイダーマン(トム・ホランド)と親友ネッドのやり取りだ。初来日したネッド役のジェイコブ・バタロンを直撃すると、ネッドそのもののようなハッピーオーラを放ちながら、トムとの特別な関係性やオーディション秘話を明かしてくれた。

【写真】ネッド役の「ジェイコブ・バタロン」インタビューフォト

■トムとのやり取りは、ほとんどがアドリブ

 『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界を舞台に、スパイダーマンの新たな戦いを描く本作。ジェイコブは『スパイダーマン:ホームカミング』(17)にはじまり、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)、そして本作とネッド役を続投。ピーターのよき相棒として世界中で人気を博したが、ジェイコブ自身も「もちろんネッドは重要な役だけれど、プレスツアーをやるまで、ここまで人気があるとは思っていなかったんだ。日本でもファンがネッドを愛してくれているというのがわかって、ものすごくうれしいよ」と喜びをにじませる。

 演じる上では「少年らしさや純粋さを大事にしている。そして、心から親友のピーターを応援すること」を心がけているというジェイコブ。「ネッドは楽しいことが好きで、本当にいいヤツ。オープンでハッピーな人間だよね」と愛情たっぷりに語り、「僕もそうありたいと思っているし、ネッドを演じたからこそ、世の中に輝きを見つけられるようになって、僕もハッピーになれたんだ」と多大な影響を受けているという。


 ネッド役で一躍注目を浴びたジェイコブだが、小さな頃からスパイダーマンのアニメや映画に親しんでおり、それだけに『スパイダーマン:ホームカミング』でネッド役を射止めたときには、驚きと大きな喜びを感じたと話す。「オーディション合格の知らせを受け取ったときには、自分の部屋で倒れたよ(笑)。それくらいうれしかった。オーディションは、3ヵ月半もの長いプロセスをかけたものだった。たくさんの才能あふれる俳優たちがこの役を競っていると思うと、怖くなったりもした。でもスクリーンテストのときは、なんだかすごく居心地がよくて、自信が持てたんだ」。

 なによりの決め手になったと感じているのは、トム・ホランドとの相性のよさだと語る。「『ホームカミング』で悪者が高校にやって来たときに、ピーターとネッドが壁に隠れるシーンがあるんだけれど、そのシーンに出てくる生徒役の男の子もネッド役の最終候補に残っていたんだ。彼もすごくウィットに富んでいてすばらしい役者さん。でも僕とトムが同い年で、同じ趣味を持っていて、波長がぴったりと来ていたというのが、結果的に決め手になったんじゃないかな」。

 作品を重ねるごとに「トムと僕もお互いのリズムがわかるようになって、その関係性がピーターとネッドとしてスクリーンに反映されている」と一層、絆が深まっている。「トムと僕のやり取りは、ほとんどがアドリブ」と笑い、「僕たち本当に相性がよくて、自然と言葉が出て来ちゃうんだ。監督やプロデューサーたちも、僕たちが楽しそうにアドリブをやっているのを見て、“もう自由にやれよ”って言っているんだ(笑)。これは他の仲間たちもそうだけれど、強い絆が生まれて、本当の家族のようになっているよ」と語る。

次ページ:これからも『スパイダーマン』を提供していきたい

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