見た目も機能も進化! スーツで振り返る歴代スパイダーマン
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シリーズ最初の映画公開から時間を経てもなお、長くファンに愛され続けている『スパイダーマン』シリーズ。最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』への期待が高まる中、本日11月2日が<タイツの日>であることにちなみ、これまで映画化を果たした3つのシリーズを、スパイダーマンのトレードマークともいえるスパイダースーツから振り返る!
【写真】歴代スパイダーマンのスーツビジュアル
■シリーズの中で最もスーツが破れるスパイダーマン!? 《初代シリーズ》
『スパイダーマン』(2002)、『スパイダーマン 2』(2004)、『スパイダーマン 3』(2007)
トビー・マグワイアを主演に迎え、初めてスパイダーマンを映画化した初代『スパイダーマン』シリーズ。監督はホラー映画の巨匠サム・ライミ。人気ヒーローのひとりであるスパイダーマンがついに映画化されるということで、期待値は抜群。公開するやいなや世界中で大ヒットを記録した。中でもピーターが想いを寄せるMJ(キルスティン・ダンスト)との逆さまのキスは、映画史に残る名シーンに。
原作の骨子となるエピソードが忠実に映像化されており、最新作である『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でも話題となったグリーンゴブリン(ウィレム・デフォー)や、ドック・オク(アルフレッド・モリーナ)といった人気の高いヴィランが登場するのも本シリーズだ。
【スーツの特徴】
初代『スパイダーマン』(2000)
他の2つのシリーズでは、スパイダーマンの特徴ともいえるクモの糸は手首のウェブシューターという装置から射出される仕組みだが、サム・ライミ版のピーターだけは直接手首から糸が出るという設定になっている。ピーターが自分でスーツを用意しているであろうことからも、特殊な機能は備わっておらず、耐久性も低いので、『スパイダーマン』シリーズの中で最もスーツが破けている描写が多い。
『スパイダーマン3』では、12月3日に日本でも単独映画第2弾が公開される『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』でもおなじみの“シンビオート”に寄生された黒いスーツのスパイダーマンも登場するので、そちらも合わせてチェック!
■ウェブシューターも自分で開発! ピーターの秀才っぷりが発揮される! 《アメイジングシリーズ》
『アメイジング・スパイダーマン』(2012)、『アメイジング・スパイダーマン 2』(2014)
サム・ライミ版の続編ではなく、リブート版として主演にアンドリュー・ガーフィールド、監督に『(500)日のサマー』などを手がけたマーク・ウェブを迎え、新たなシリーズとして製作されたのが『アメイジング・スパイダーマン』シリーズだ。今作ではヒロインがMJではなく、エマ・ストーン演じるグウェン・ステイシーに変更。また実際に、アンドリュー・ガーフィールドとエマ・ストーンがカップルとなったことも当時大きな話題となった。前作のトビー・マグワイアのピーターに比べると、明るくおしゃべりな性格はより原作に近い設定になり、父親であるリチャード・パーカーの死の真相に迫るなど、探究心が強い性格でもある。
【スーツの特徴】
『アメイジング・スパイダーマン』(2012)
初代シリーズと同様、スーツ自体に特殊な機能は備わっていないものの、今回はスパンデックス素材を使用した伸縮性に優れたスーツとなっており、前シリーズのスパイダーマンに比べ、目の部分が丸みを帯びたデザインになっている。スパイダーマンの最大の特徴であるクモの糸に関しては、『アメイジング』シリーズではピーターがオズコープ社の遺伝子改良されたクモの糸を使用したバイオケーブル技術を応用して自作、ウェブシューターに関しても試行錯誤しながら自作する様子が描かれている。高校生とは思えない技術力を見せており、ピーターがいかに頭脳明晰な人物かということがわかる。