デイジー・リドリー、『スター・ウォーズ』後への“懸念の声”には「全く気になりません」
「やり切った」は確かに本音なのだろう。だがそれは、レイ役として脚光を浴び、“デイジー・リドリー”という名を世界中に広めてくれた『スター・ウォーズ』シリーズが、彼女の前から姿を消すということにもつながっていく。今後、その大きな屋台骨が無くなることに不安や寂しさはないのだろうか? これに対してデイジーは、「正直、ビター・スイートな気持ちね」と複雑な心境を吐露した。
「ここ5〜6年というもの、トレーニング、撮影、プロモーションなど、『スター・ウォーズ』に合わせてスケジューリングしてきたので、それがなくなると考えただけでも奇妙な感じがしますね。本作も含め3部作全てが大好きだし、J・J・エイブラムス監督や共演者たちと会えなくなるのは本当にさみしい。でも、この壮大なシリーズの一部になれたことを誇りに思うし、観てくださった方が作品を愛してくだされば、何よりも本望」とスター・ウォーズ愛を爆発させる。
今後、デイジーがレイ役のイメージを引きずることを懸念する声も聞かれるが、「確かに、レイというキャラクターのイメージは、ずっと残っていくものだと思いますが、私は彼女が大好きだから全く気になりません」とキッパリ。「そもそも、私自身がこのキャラクターや物語を素晴らしいと思わなければ、参加に意欲を示さなかったし、こういった経験もできなかったはず。全てを終えた今、監督やスタッフ、共演者と共に“いい作品を作った”という自負もありますし、以前はなかった私自身の“プラットフォーム”ができたことにも心から感謝しています」と笑顔で締めくくった。(取材・文:坂田正樹)
映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は12月20日より日米同時公開。