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吉高由里子、4年連続連ドラ主演 充実のキャリアもたらした「朝ドラ」後の“休養”

エンタメ

■ 仕事に向き合う気力がなくなり…休養を経て心境に変化

 前述したように本作で4年連続ゴールデン・プライム枠での連続ドラマ主演を果たした。演じたキャラクターも『東京タラレバ娘』ではイマイチ売れない脚本家、『正義のセ』では2年目の若手検事、『わたし、定時で帰ります。』ではバランス感覚に優れたウェブディレクター、そして本作では週刊誌記者とバラエティに富んでいる。吉高は「今はちゃんと作品に対して向き合う時間や準備する時間を作ってもらえる環境のなかで仕事ができています」と充実感をにじませる


 そこには“女優業”に対する思いの変化もあるようだ。「朝ドラ(2014年放送の『花子とアン』)が終わったとき、どうしても仕事に向き合う気力がなくなって『少し仕事を休みたい』って話をしたんです。そのとき、所属事務所が『1年間休んでいいよ』と快諾してくれて。海外に一人で行ったり、自由に過ごしたりしていたんです。でも冷静に考えると、働き盛りの26~27歳ぐらいの人間が休みたいなんて言っても『いいよ』なんて許してくれる会社ってないですよね。いい会社だなと思って『やっぱり働きます』って…。タイミングもあって2年ぐらい間が空いてしまったのですが、そこから今のようなペースで仕事ができるようになりました。すごくありがたい環境でやらせてもらっています」。

■ 記者という役柄を通じて“価値観の多様性”を痛感


 本作で記者という仕事に向き合い、物事に対する感度も変わったという。「この話をいただいたときから、家に帰ると夜の10~11時にやっているニュースを見るようになりましたし、世の中でなにが起きているのかということにも、自然とアンテナを張るようになっています」と日常の変化も明かした。

 「ネットの記事を見ていても、1を5や10にするのはまだしも、ゼロを1にしているようなものも見受けられます」とフェイクニュースを嘆くと「こういう役柄を演じることで、正義感や信念ってなんだろうとか、価値観の多様性を痛感します」と語った吉高。自分にとってなにが必要で、なにが不必要なのか。タイトルになっている「知らなくていいコト」と「知るべきコト」について考えさせられる物語の今後が楽しみだ。(取材・文:磯部正和 撮影:松林満美)

 ドラマ『知らなくていいコト』は日本テレビ系にて毎週水曜22時放送。

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