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波瑠「敵をつくるタイプなんです」 悩んだ過去も「それでいいんだ」と思えた今

映画

■いろんなことを「適当にするのは好きじゃない」

 本作では、時に敵をつくりながらも、強い信念を持ち続ける弥生を演じたが、波瑠自身も、周りに流されず、自分の足でしっかりと歩む芯の強さを持つ。

 「いろんなことを適当にするのは好きじゃない」と話す波瑠。「例えば、インタビュー取材などのときに『こういった場面がありましたけど、こう思いましたよね?』と聞かれたとして、ちょっとでも違うなと感じることが含まれていると、『そうですね』と言えないんです」。


 デビュー当時は「『お芝居をやりたいです!』と強い思いを持って仕事を始めたわけではなく、特に信念があったわけでもなかった」。だが、つらい時期を乗り越えながら、女優業を続けて行くなかで、仕事への思いを強くしていった。そして気付くと「適当」にできない自分になっていたという。

■“自分が守りたいもの”を守りたい

 「私、結構敵をつくるタイプなんです。自分のなかの許せない軸に触れてしまったら、『それは違う』と感じて言ってしまう。ただ、それによってたとえば友達を減らしてしまったり、合わない人が出来てしまうと、『もっと上手く振る舞えるんじゃないか』と思うこともあるんですよね」と素直な思いを口にする。

 一度は断った本作。だが、結果的に自らにも影響を与えた作品となった。「弥生を通じて、信念を掲げることは、敵をつくることでもあると改めて感じました。でも同時に、『それでいいんだ』と思えたんです。私も、『めんどくさいな』と言われても、それが今のここにつながっているのかもしれない。自分が守りたいものを守れるのなら、それでいいのかなって」と柔らかな笑みを見せた波瑠。


 “守りたいもの”があるのは強さだ。波瑠が自然と放つ品やオーラには、彼女の姿勢がにじみ出ている。だからこそ、私たちは波瑠を支持したくなる。(取材・文:望月ふみ 写真:曽我美芽)

 映画『弥生、三月 ‐君を愛した30年‐』は3月20日より全国公開。

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