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石原さとみ、女優業に抱く希望「励ますことのできる人になりたい」

エンタメ

■女優業に抱く希望「励ますことのできる人になりたい」


 タイトルの“アンサング”とは、「称賛されない」という意味。これまでドラマでは語られてこなかった薬剤師という、“縁の下の力持ち(=アンサングヒーロー)”に焦点を当てている。2002年に15歳で芸能界入りした石原。デビューから18年、「駆け出しの頃は、目の前のことに必死で、縁の下の力持ちの存在を分かっていなかった」という彼女も、「年齢を重ねるごとに、たくさんの方々に支えられていることが分かって。“ありがとう”と伝えたい人が、年々増えていきます。今回のドラマも力持ちの方がたくさんいます。ハグしてお礼を言いたいくらい」とその存在をひしひしと感じているという。

 そんなキャリアの中でも、コロナ禍という未曾有の事態において世に送り届けることになった本作は「忘れられない作品になる。今やった意味がある作品になるとうれしい」と1つの転機となる作品となった。


 自粛期間を振り返り、「こんなに長い時間、家にこもっていることは初めての経験でした。世の中にいろいろな感情が渦巻いていて、ウイルスも目に見えないし、先も見えない状況」と切り出した石原。「生きる希望を失ってしまった方のニュースを目にすることもありました。希望を失ってしまうことは、本当に苦しく、恐ろしいことだなと思いました。“どうすればいいんだろう”とがく然としました」と打ち明けつつ、「自覚を持って、1つ1つ目の前のことを乗り越える。その繰り返ししかない」と今の心境を吐露する。

 石原を支えているのは、「励ますことのできる人になりたい」という確かな意志だという。「私が何かをすることで、誰かを喜ばせることができるかもしれない。作品選びにしても、自分が選ばせていただける立場だったとしたら、“励まし”というテーマはブレずに持っていたい」と真っ直ぐな瞳を見せる。「一瞬でも誰かの心が明るくなれるような、そんな仕事ができたらうれしいです。生きる自尊心や希望が芽生えたり、ちょっとだけ違うことを考えて、目の前が明るくなったり、豊かになったり。その少しにでもなれたら」とエンタメの力を信じ、「薬剤師さんというお仕事がどれだけ尊く、かっこいい仕事なのかが伝わるとうれしい。医療の現場で戦っている方々に、“ありがとう”という気持ちの生まれる作品だと思っています」と本作への願いを語っていた。(取材・文:成田おり枝 写真:高野広美)


 ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』はフジテレビ系にて本日7月16日スタート。毎週木曜22時放送。初回は15分拡大。

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