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二宮和也が断ち切った「甘え」 20年以上のキャリアで初の試み

映画

二宮和也の主演映画『浅田家!』より
二宮和也の主演映画『浅田家!』より(C)「浅田家!」製作委員会

 天才外科医、新人検事、落語家の弟子など、これまでさまざまなキャラクターを演じてきた嵐の二宮和也。主演を務める最新映画『浅田家!』では、写真家の浅田政志氏という現在も活躍中の人物を演じる。俳優としてのキャリアは20年を超え、嵐としてのそれより長いが、今回の撮影では初めて、自身の中にある「甘え」を断ち切ったという。

【写真】『浅田家!』完成報告会での二宮和也

 浅田氏が父、母、兄と自身の4人家族を被写体に“家族がなりたかったもの”“家族でやってみたいこと”をテーマにさまざまなシチュエーションのコスプレを撮影したユニークな写真集『浅田家』。映画『浅田家!』は、この『浅田家』と、東日本大震災の津波で泥だらけになった写真を洗浄し元の持ち主に返すボランティア活動に参加した浅田氏が、作業に励む人々を約2年間にわたって撮影した『アルバムのチカラ』を原案に、映画『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016)の中野量太監督が独自の目線で紡いだオリジナルストーリー。二宮は、無茶で自由奔放ながらどこか憎めない主人公の政志を演じる。

■ ものまねを入れると「うそくさい」 存命の人物を演じる上で注意したこと

映画『浅田家!』より 撮影・浅田政志
 今回演じたのは、現在も活躍中の写真家・浅田氏。映画のキャストで再現したコスプレ家族写真の撮影も、浅田氏本人が担当した。存命の実在の人物を演じることは、架空の人物を演じるのとは少し勝手が違うように思えるが、二宮は「その人に似ている、似ていないかというよりは、その人の周りであったり、周りで起こることを伝えるような役回りだと思っていたので。だから実在の人を演じるということに関してそこまで特別だという気持ちはなかったです」と明かす。
 
 「まねを入れちゃうと全体的にうそくさいものになってしまう」と語る二宮。浅田氏をはじめとする浅田家の面々と対面した際にも、観察していたのは浅田氏のしぐさや話し方といった見た目ではなく、家族との関係性だった。「浅田さんがお父さんと話すとき、お母さんと話すときを観察していると、『本当に(両親が)好きなんだな』っていうのは見ていて分かるんですよ。義理のお姉さんがいるときといないときでは微妙に話す内容や、立ち位置みたいなのが変わってくるなとかね。そういうさまざまな面があると分かった上で、政志というキャラクターを構築していく作業は、わりと人間味のあるものに落ち着きました」。

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