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のん&橋本愛、7年ぶり共演 久々の再会で感じたお互いの“美しさ”

映画

(左から)のん、橋本愛
(左から)のん、橋本愛 クランクイン!

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 映画『勝手にふるえてろ』の原作・綿矢りさ×監督&脚本・大九明子が再タッグを結成し、「第33回東京国際映画祭」で観客賞を受賞するなど話題を集める映画『私をくいとめて』で、女優ののんと橋本愛が7年ぶりに共演を果たす。2013年放送のNHK連続テレビ小説で、親友同士のご当地アイドルユニットを演じ、多くの視聴者を魅了した2人。今作で演じるのも親友役で、当時、彼女たちにハマったものとしては胸が高鳴るキャスティングだ。2人に久々の共演時のエピソードや「出演できてうれしかった」と口をそろえる綿矢&大九タッグ作品の魅力を聞いた。

【写真】のん&橋本愛、黄金コンビ復活!

◆31歳の主人公に共感 橋本愛「勇気をもらった」

 綿矢の同名小説を実写化した本作は、脳内に“相談役・A”がいる31歳のおひとりさま・黒田みつ子(のん)と、年下の営業マン・多田くん(林遣都)が織りなす恋模様を描く。橋本はみつ子の親友で、イタリアに嫁いだ皐月を演じる。


 『勝手にふるえてろ』を観たと言うのんと橋本。のんは「信頼関係のある綿矢さんと大九監督の第2弾に声をかけていただき、うれしかった」とはにかみ、2人のタッグ作の魅力を「人の嫌な部分や弱い部分がさらけ出されていますが、それがエキセントリックではなく、共感を持てるように描かれているのが魅力的で。女性の気持ちに寄り添った作品」と目を輝かせる。

 橋本も今作への出演が楽しみだったと言い、「綿矢さんの原作もそうですけど、大九さんも登場人物の不器用さやちょっとした闇をポップでチャーミングに見せつつ、ちゃんと深淵を描いて痛いところをついてくるので、心が射貫かれます。そのギャップが衝撃でクセになりますね」と魅力を明かす。

映画『私をくいとめて』場面写真 (C)2020「私をくいとめて」製作委員会
 大九監督は演出する際、自ら動きを見せるそうで、のんは「動きが完璧すぎて。これを盗めたら自分の財産になると思い、大九監督を観察して勉強してました」と回顧。27歳ののんにとって31歳のみつ子は未知の世代だが、大九監督にさまざまな質問をしてその人物像をつかんでいったと言う。「顔合わせの時に大九監督から、30歳前にすごく焦り、自分は何者でもなくてどうしようという思いに駆られて、会社を辞めて世界一周旅行をされたと聞いて。それがみつ子の手がかりになりました」と振り返り、「みつ子も焦っていたけれど、30歳に突入したらなんてことなくて、なんてことない境地のぬるま湯を楽しんでいたら、久しぶりに恋をしてジタバタして。それがかわいくて納得できました。心臓が暴れてるのに、人と接する時は平気なふりをして、浮かれたところを見せない感じは共感できましたね」と苦笑いする。

映画『私をくいとめて』場面写真 (C)2020「私をくいとめて」製作委員会
 橋本もみつ子に共感したという。「私も1人で行動する人間なので近くて。みつ子のような女性は、ある人から見たらかわいそうと思われるかもしれないけど、そうじゃなくて普遍的でありふれてる人だと思います。人と関わる勇気が出ないだけで。激しいものを抱えながらも力を振り絞って、人と関わる選択をするみつ子に勇気をもらいました」と感慨深い様子。一方、自身が演じた皐月については「決めたら何であろうと飛び込むところに共感します」と口にし、「海外に嫁ぐのはすごくパワーのいること。私もこれだと思ったら条件や環境がどうであれ、挑みます」と打ち明ける。

映画『私をくいとめて』場面写真 (C)2020「私をくいとめて」製作委員会
 逆に、自身と演じた役の違う部分を聞くと、のんは「会社勤めができるところ」と言い、「女優をやってなかったら、何をやってるのか考えたことがあって。何も思いつかなくて、焦って実家にいる妹に電話で聞いてみたら『その辺で野垂れ死んでると思う』と言われて、しがみついて頑張らなきゃって思いました(笑)。表現すること以外は何もできないと思います」とエピソードを。橋本は「私は言語の壁を一番高く感じていて、海外旅行もなかなか勇気が出ず1人で行けなくて。その壁の向こうにいる人を好きになるのはすごいと思います」と真摯(しんし)に語った。

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