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『樹海村』のヒロインは現代版ナウシカ!? 清水崇監督の狙いとは

映画

■“Jホラーブームの再燃”も「一過性のものになってしまうのは怖い」

 「恐怖の村」シリーズの第1弾『犬鳴村』は、コロナ禍において興収14億円越え、観客動員数110万人を突破する大ヒットを記録した。清水監督は「『犬鳴村』というタイトルもよかったと思います」とヒットを分析。「『樹海村』もそうですが、実在の場所や、聞いたことがある場所、名前をタイトルにすると、インパクトが大きいですよね。『事故物件 恐い間取り』(中田秀夫監督)もヒットしましたが、やっぱりそのように身近に感じる共感性が、人々の注目を集めているのかなと思います」。

 2020年は『犬鳴村』『事故物件 恐い間取り』がヒットを果たし、“Jホラーブームの再燃”とも言われた。「一過性のブームになってしまうのは、怖い」と清水監督は胸の内を語る。「1990年代には『リング』や『らせん』がヒットしたことで、あらゆる人や会社がホラー映画を作り始めた。正直…ホラーのセンスからは離れているような人までそこに手を出してしまったり、似たような作品を粗製乱造するようになったりして、ビジネスに溺れてしまい過ぎると、結局作り手のセンスも鈍り、製作側の狙いや思惑からも外れて、絶対にいいことはないんですよ。まあ、『リング』や『らせん』のヒットのおかげで、僕も『呪怨』を撮ることができたのでなんとも言えないですが(笑)、もしブームが再燃したとしても、僕の場合、すでに過去に大変な思いをしている経験もあるので、“作り手は作り手で、しっかりとしたものを作ろうよ”という姿勢は、忘れないでおきたいです」。

ドラマチックなラストシーンは必見! 映画『樹海村』より(C)2021「樹海村」製作委員会
 2人のヒロインの熱演も光り、恐ろしくもドラマチックなホラー映画となった『樹海村』。壮大なクライマックスまで、ぜひ劇場で見届けてほしい1作だ。(取材・文・写真:成田おり枝)

 映画『樹海村』は公開中。

●『樹海村』日本語字幕付上映
全国一部劇場で、バリアフリー上映を実施中。詳細は公式サイトにて。

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