AKB48・武藤十夢&込山榛香&小栗有以が語る グループの未来とそれぞれの挑戦
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AKB48メンバーが出演する“怪談”をテーマにした映画『未成仏百物語〜AKB48 異界への灯火寺〜』に出演するグループ在籍11年目の武藤十夢、9年目の込山榛香、8年目の小栗有以。在籍期間が異なる世代別の中心メンバー3人に、グループの現在地と未来への思いを聞いた。
【写真】「今のAKB48のメンバーは私たち!」グループを牽引する武藤十夢・込山榛香・小栗有以
■三者三様で挑んだヒロイン役 撮影の舞台裏と手応え
――映画のテーマは身近な怪談話。劇中では、メンバーごとの再現ドラマや事故物件の専門家・大島てるさんとの対談、心霊スポット巡りを受けて、出演メンバー全員がそれぞれのエピソードを話す座談会を静岡県・長光寺で行っていましたが、撮影現場の空気はいかがでしたか?
武藤:(他のメンバーを見ながら)めちゃくちゃ寒くなかった?
込山:春なのに寒過ぎました。0時からの撮影だったので…。しかも、山奥でしたよね。寒いので「ヒートテックを用意してきてください」と言われたのですが、衣装がまさかの半袖で(笑)。
小栗:真夜中の雰囲気も怪談話も、どちらも怖かったです。
AKB48メンバー8人が不可解な出来事や心霊現象などを成仏させる怪談エンターテイメント
映画『未成仏百物語〜AKB48 異界への灯火寺〜』(9月10日公開)
(C)2021 映画「未成仏百物語」製作委員会
――武藤さん、込山さん、小栗さんはそれぞれ怪談話のヒロインを演じていましたが撮影の手応えはいかがですか?
武藤:以前、AKB48のホラードラマ『AKBホラーナイト アドレナリンの夜』(テレビ朝日)で主演を経験させていただきましたが、当時は、まさかの自分が“お化け”というオチだったので(笑)。今回はビルの警備員として恐怖体験をするという王道の設定が、自分にとっては新鮮でした。撮影に向けてホラー映画を見て恐怖の演技を勉強しようと思ったものの、見られなくて…。両手で目を隠しながら見たのでほぼためにならなかったけど、かえってその怖さを持ったまま本番へ挑めた気もします。
込山:私は自分の作品ですら1人で見るのが怖くて、お母さんとお姉ちゃんに「一緒に見て」とお願いしました。演じたのは、大学入学と共に引っ越した先で怖い体験をする女の子の役柄で。メイクや表情もできるだけ自然にと意識していたら、家族からは意外な反応もありました。日頃はアイドルとして、どれだけかわいく見えるかを意識しているけど、映画ではむしろナチュラルメイクにしていたんです。そうしたら、お母さんやお姉ちゃんから「顔かわいくないけど大丈夫?」と言われて。自然体で演技に取り組めていた証拠だろうし、かわいくないと言われて初めて「うれしいな」と思えました(笑)。
小栗:私は一人暮らしの女の子の家にある日突然何かが訪ねてくる…というお話で。撮影現場では監督さんに相談しながら、怖がらせるのに欠かせない表情をとにかく研究していました。ホラー作品への出演経験(映画『劇場霊』のスピンオフドラマ『劇場霊からの招待状』)は一度だけありましたが、今回は主演としての新しい発見もあって。将来は女優さんにも興味があるので、以前とは違う表情や感情を出す自分に会えたのもうれしかったし、勉強にもなりました。
怪談話は「無理!」という込山榛香(左)と武藤十夢(右)に対して「怖いけど興味がある」という小栗有以(中央)
――三者三様で演技に臨んでいたんですね。ちなみに余談ながら、みなさんそもそも怖い話は得意でしたか?
武藤:私は…無理です! お化け屋敷もめちゃめちゃ無理! 修学旅行みたいにみんなでワイワイ話すのは面白半分で聞けるけど。今までAKB48のロケでも、お化け屋敷へ行くことがなくてよかったなと思ってたんです(笑)。
込山:私も無理です! 1人で眠れなくなっちゃうから。22歳ですが今もお母さんと愛犬と一緒に寝てるんですよ。怖い話を聞いたら「ちょっとお風呂の前に立ってて」みたいにお願いします(笑)。
小栗:私は怖いけど興味はあります。お化け屋敷も、同じチーム8メンバーの小田えりなちゃんと吉川七瀬ちゃんと一緒に入ったことがあるんですけど2人とも怖いから走って先に行ってしまって、置いていかれちゃったことがありました。
武藤:え〜、薄情者(笑)。