太陽に灼かれて

【解説/みどころ】
「黒い瞳」「ウルガ」等、叙情的な作品で高い評価を得ているN・ミハルコフ監督が、製作、脚本、主演を兼ねた意欲作。1936年夏、モスクワ郊外の別荘地で家族と休暇を過ごすロシア革命の英雄コトフ大佐のもとに、ドミトリという男が訪れる。彼は10年間消息を絶っていた、大佐の妻マルーシャのかつての恋人だった。再会し、過去を悔やむ二人。そんな中、ドミトリがコトフの娘ナージャに話した『おとぎ話』は、コトフによって巧妙に引き裂かれたドミトリとマルーシャの悲恋物語だった。真実を知ったマルーシャは夫を責めるが、彼女の愛を失いたくないコトフは心から謝り、次第に彼女の心は安らいでいく。だがドミトリの目的はそれだけでなく、秘密諜報員として大佐の粛正のためだった……。スターリン大粛正の下、運命に引き裂かれた男女の悲劇がロシアの広大な草原を舞台に、透明感あふれる映像で描かれている。監督の愛娘ナージャも好演。
- キャスト
- ニキータ・ミハルコフ/ オレグ・メンシコフ/ インゲボルガ・ダプコウナイテ/ ナージャ・ミハルコフ/ アンドレ・ウマンスキー/ ベチャスラフ・チーホノフ/
- スタッフ
- 監督: ニキータ・ミハルコフ 脚本: ニキータ・ミハルコフ ルスタム・イブラギムベコフ
- 原題
- OUTONLIONNYE SOLNTSEM
- 上映時間・制作年
- 136分/1994年
- 制作国
- ロシア=仏
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