新宿泥棒日記

【解説/みどころ】
1970年安保闘争期の新宿を舞台に、本を万引きする青年と少女が、騒乱を予言し待望してうたうシャーマンのような狂言回しに導かれて、エクスタシーを求めてさまよい歩く。そして新宿騒乱の起こった夜、ついに絶頂に達する。幻想と現実の世界が交錯した難解な内容であり、現代には果たして真のエクスタシーは存在するのか、という問題が随所で追求されている。登場人物が多数、実名で登場し、手持ちカメラを駆使したドキュメンタリー的な映像が劇映画的な虚構性を剥ぎ取り、別の(真の)虚構を打ち立てようとする作者の熱意が伝わってくる。実名で登場の渡辺文雄と佐藤慶のセックス談義がおかしい。
- キャスト
- 横尾忠則/ 横山リエ/ 田辺茂一/ 唐十郎/ 佐藤慶/ 渡辺文雄/ 戸浦六宏/ 不破万作/
- スタッフ
- 監督: 大島渚 脚本: 大島渚 田村孟 佐々木守 足立正生
- 上映時間・制作年
- 94分/1969年
- 制作国
- 日本
- 配給
- 創造社
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