【解説/みどころ】
ゴダールの重要作として知られながら日本では、1996年まで公開されなかった1本。政治活動で知られるY・モンタンとJ・フォンダを主演に据えるというキャスティングも実に皮肉たっぷりな“ゴダール流“の政治映画。ラジオ局のパリ特派員スーザンは、同棲中の映画監督ジャックを連れて、食肉工場を取材に訪れる。だが、工場はストライキ中で二人は社長とともに監禁され、経営者側、労働総同盟側、新左翼側、三者の主張を聞かされることに……。商業映画からの撤退を開始した時期の作品のため、メッセージが前面に出すぎてはいるが、ラストの長回しのカットなどに、ゴダール映画特有のダイナミズムは感じられる。
- キャスト
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イヴ・モンタン/
ジェーン・フォンダ/
ヴィットリオ・カプリオーリ/
エリザベット・ショバン/
- スタッフ
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監督:
ジャン=リュック・ゴダール
ジャン・ピエール・ゴラン
脚本:
ジャン=リュック・ゴダール
ジャン・ピエール・ゴラン
製作総指揮:
ジャン・ピエール・ラッサム
- 原題
- TOUT VA BIEN
- 上映時間・制作年
- 95分/1972年
- 制作国
- 仏=伊
- 配給
- 洋画マイナー
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