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町田啓太、“夢に出るほど練習した”トランペット披露 水谷豊監督『太陽とボレロ』に出演

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映画『太陽とボレロ』に出演する(左から)町田啓太、石丸幹二、森マリア
映画『太陽とボレロ』に出演する(左から)町田啓太、石丸幹二、森マリア(C)2022「太陽とボレロ」製作委員会

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 俳優の水谷豊が監督、女優の檀れいが主演を務める映画『太陽とボレロ』より、追加キャストとして石丸幹二、町田啓太、森マリアの出演が発表された。

【写真】石丸幹二、町田啓太、森マリアの『太陽とボレロ』メイキング写真

 初監督作『TAP‐THE LAST SHOW‐』(2017)では夢みる若者の青春群像とショービジネスの光と影を、脚本も手掛けた監督第2作『轢き逃げ 最高の最悪な日』(2019)では不幸な事故があらわにする人間の心の奥底を描ききった水谷。監督3作目となる本作では、ある地方都市の市民交響楽団を舞台に、「音楽を愛する人々」と「音楽の素晴らしさ」を描いていく。

 ある地方都市のアマチュア交響楽団の主宰者・花村理子(檀)は18年間、個性豊かなメンバーとともに活動してきた。みんな音楽を愛する普通の人々。しかし楽団の経営は苦しく、理子は必死に奔走するも、ついに楽団の歴史に幕を閉じる決断を迫られる。そして、最後にして最高のコンサートがはじまる―。

 町田啓太が演じるのは、石丸幹二が演じる鶴間の会社で働きながら、交響楽団でトランペットを演奏する田ノ浦圭介役。田ノ浦は、心の奥底では音楽や楽団を愛しているもののストレートに言葉にできず、擦れたように見えてしまうトランペット奏者。夢に出るほど練習したという町田のトランペット演奏シーンは必見で、「トランペットは小学生の頃少しだけ触れたことはあったのですが、とにかく音を出すのが難しく、苦戦しました。また本編ではチャーミングな人たちも、楽器を持つと人間味がより見えてくるので、是非そこにも注目してみてください」と話している。

 石丸幹二が演じるのは、中古車販売センター社長の鶴間芳文役。鶴間は、理子と共に楽団を立ち上げ、様々な苦難を背負う理子の唯一の理解者。経営者としても主宰者としても包容力を発揮する役どころだが、理子に時折見せるチャーミングな一面も見どころに。石丸は「台本を拝読し、鶴間は二枚目なのかな、理子を格好良く支えなきゃと思っていましたが、実際の撮影で、監督は見事に別方向に導いてくださいました。私の想像を超えていくようなシチュエーションがあり、とても面白かったです」とコメントを寄せている。

 理子の洋装店で働きながら、交響楽団のヴァイオリン奏者を務める宮園あかり役に抜擢されたのは、本作が映画初出演となる森マリア。『ヤヌスの鏡』(2019)で連続ドラマデビューを果たし、ドラマ『24 JAPAN』(2020)では誰にも言えない過去を抱えた複雑な役どころを演じ切った。今回演じるあかりは、「ヴァイオリンこそ我が人生!」と話すほど音楽を愛する女性。経済的な問題からプロになる夢を諦め、やっとの思いで入団した交響楽団が解散するという現実に向き合いながらも、希望を持ち続け、明るく前を向いて楽団を支える存在だ。

 8年間続けていたヴァイオリンをもう一度徹底的に練習し、交響楽団の第一ヴァイオリン奏者という大役を果たした森は、「ヴァイオリンのプロの道を諦めなければならない状況でも、弾くことを諦めずアマチュア交響楽団で演奏している一生懸命な女性です」と自身の役どころを紹介し、「そんなあかりを体現できるよう、ひたすらヴァイオリンの練習をしました」と打ち明けている。

 監督を務める水谷は、「石丸さん自身、楽器をやっていて音楽を愛している方なので、その石丸さんが鶴間を演じて下さったことで交響楽団の存在がよりリアルなものになりました」、「(町田さんの)シーンを撮るたびにかっこよさとユーモアを兼ね備えた圭介というキャラクターが出来上がっていきました。魅力あふれる町田くんのセンスが作品の中で光っています」、「マリアちゃんは短期間の猛特訓で見事なヴァイオリニストになってくれました。彼女のフレッシュさと愛くるしさもまた、この作品の見どころのひとつになりました」と、3人それぞれに絶賛の声を寄せている。

 映画『太陽とボレロ』は、6月全国公開。

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