玉山鉄二、深川麻衣&音尾琢真らと過ごす癒やしの日々 『今はちょっと、ついてないだけ』特報解禁
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俳優の玉山鉄二が主演し、元乃木坂46メンバーで女優の深川麻衣が共演する映画『今はちょっと、ついてないだけ』より、玉山演じる寡黙な主人公の「ゆっくり、進もうか」という言葉が心に響く特報映像が解禁された。
【動画】映画『今はちょっと、ついてないだけ』特報
伊吹有喜による同名小説(光文社文庫)を映画化する本作は、がむしゃらに働いて挫折をした人々が集まってきたシェアハウスを舞台に、疲れ果てている世代を包み込むようなやさしいまなざしを持った物語。かつてスター・カメラマンだった主人公・立花浩樹役を玉山、人付き合いが下手で美容サロンをリストラされる美容師役を深川が演じ、そのほか音尾琢真、団長安田(安田大サーカス)、高橋和也が共演。監督・脚本を、『流れ星が消えないうちに』『パーフェクトワールド 君といる奇跡』などの柴山健次が務める。
かつて秘境を旅する番組で人気カメラマンとして脚光を浴びながら、表舞台から姿を消した立花(玉山)。彼に写真を撮る喜びを思い出させ、以前とは違う形で再び自然へと導いたのは、シェアハウスに集う不器用な仲間たちとの笑顔の日々だった。失職した元テレビマンの宮川(音尾)、求職中の美容師の瀬戸(深川)、復活を望む芸人の会田(団長)。立花も彼らも、ゆったり流れる時間の中で、それぞれの“心が本当に求めるもの”を見つけ出そうとしていた…。
解禁された特報では、不本意ながら借金を抱え表舞台から姿を消した元人気カメラマンの立花が、宮川、瀬戸、会田らとシェアハウスで出会い、“今はちょっと、ついてない”仲間たちと過ごす日々が映し出される。共に時間を共有しながら、「今ここにたどり着き、生きている」主人公たち。そんな中、「ゆっくり、進もうか」と再びカメラを構える立花。ままならない現実を「今はちょっと、ついてないだけ」と受け入れ、“心が本当に求めるもの”を重ねる日々に見出していく丁寧な生き方が心をそっと幸せで満たし、本作が観る者に寄り添う一本だということが伺える映像となっている。
本作について、「この物語は30代半ばから40代の人生模様に絞っている」と語る柴山監督は、「自分のこれまでが、これからが、正しいなんて言い切れない不安感の中、それでも月日は流れていってしまう。誰もが必死で生きていると知りながらも、自分だけが苦しんでいるんじゃないかと、考えてしまう」としたうえで、「苦しみも哀しみも引き受けて、この先を生きるんだと、勇気を与えてくれる物語。がむしゃらに働くことが善しとされ、疲れ果てている世代に、包み込むような愛のある眼差しの映画となる」とコメントした。
なお本作が、現在開催中の「映画のまち調布 シネマフェスティバル2022」の、26日に実施される「映画のつくり手」に贈る映画賞「映画のまち調布賞」授賞式にて世界最速上映されることが決定。当日は玉山と深川、柴山監督によるトークイベントも実施予定となっている。
映画『今はちょっと、ついてないだけ』は、4月8日より全国順次公開。