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瀬戸康史、松雪泰子、千葉雄大、伊藤沙莉ら実力派集結 KERA新作『世界は笑う』上演決定

エンタメ

▼作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ

 日本の喜劇人たちを描きたいというのは、十年どころではない、二十年以上前から切望していたことだ。もちろん例外はあろうが、かつて、昭和のあの頃、笑いを生業にしていた人なんてのは、皆どこか常軌を逸していた。などと知ったようなことを言うのは、私がそうした人たちに囲まれて幼少期を過ごしたからだ。ジャズマンだった私の父親には、同じヤクザな稼業だったからだろうか、喜劇俳優の知人友人が沢山いた。テレビの中では愉快な面白いオジちゃんオバちゃんだったその人たちは、例えば私の父と雀卓を囲んでいる時、どこか普通じゃなかった。怖かった。そして、時たま、ホッとさせてくれるかのように可笑しかった。
 
 評伝劇ではないし、実在の人物は出てこない予定だが、半分はフィクションになるかと思う。普通じゃなくて、怖くて、可笑しな人たちと、彼らを取り巻く人々を巡る群像悲喜劇。全員がメインキャスト、みたいなキャストが集まってくれました。ご期待あれ。


▼瀬戸康史
 
 KERAさんは初めてご一緒した時から、僕のイメージに無い、突飛な役を与えてくださって、僕の中の芝居の可能性のようなものを広げてくださった方なので、感謝しかありません。同世代のキャストとは“仲間”みたいな形で臨めたら嬉しいですし、共演させていただく皆さん、楽しみでしょうがないです。KERAさんの期待に応えられるように、KERAさんが作りたい世界観にがっつり染まれるように頑張ります。


▼千葉雄大

 上京して初めて観た舞台が『どん底』というコクーンでKERAさんが演出された作品でした。今回お話を頂き、当時のパンフレットを見ながら観終わった後の余韻が凄かった事を思い返しました。今回の物語の舞台は昭和30年代、世の中で起きている事と自分の足並みが揃わない感覚は僕も感じることがあり、その時代ならではのものではありますが、令和にも通じる部分はあるのかなと思います。タイトルの通り笑って終われるのかどうか、まだ分かりませんが、お客様に楽しんで頂ければ嬉しいです。


▼勝地 涼

 自分にとって、KERAさんの舞台演出を受けるのが、長年の夢だったので、またひとつ夢が叶い、とても嬉しく思います。

 ナイロン100℃の方々をはじめ、松雪さん、銀粉蝶さんなど憧れの先輩方、そして、瀬戸くん、千葉くん、伊藤さんといった若い世代のメンバー、様々なジャンルからキャストが集うカンパニーになるので、今から稽古が楽しみでなりません。

 このカンパニーをKERAさんが、どう色づけしていくのか、間近で目撃したいと思います。


▼伊藤沙莉

 殺伐と喧騒を背景に、この混沌とした時代を生きる喜劇人たちと、彼らを取り巻く人々を描く群像劇と、KERAさんからのメッセージに書かれていてそれだけでとてもワクワクしています。KERAさんの舞台は過去いくつも観劇させて頂いていてオーディションも受けたことがあります。やっと立てるんだ。と、喜びに溢れる中、それに勝る緊張でソワソワしています。素敵な先輩方とお芝居ができるのもとても楽しみです。とにかく食らいつきます!楽しみにしていて下さい!

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