田中圭『ハウ』、池田エライザ、宮本信子らの出演発表 ナレーションは石田ゆり子
関連 :
俳優の田中圭と俳優犬ベックが共演する、人と犬の絆を描く犬童一心監督最新作『ハウ』より、池田エライザ、宮本信子、モトーラ世理奈ら13名の出演キャストが解禁。併せて、ナレーションを石田ゆり子が務めることも発表された。
【写真】映画『ハウ』、田中圭とハウを取り巻く池田エライザ、宮本信子ら実力派キャスト陣
脚本家・斉藤ひろしの同名小説を実写化する本作は、ワンと鳴けない犬ハウとちょっぴり気弱な青年・民夫の、心温まる絆の物語。
主人公の民夫を演じるのは、犬好きを公言している田中圭。そして、もう1匹の主人公ハウを演じるのは、『南極物語』『ハチ公物語』『クイール』『犬と私の10の約束』など犬映画のドッグトレーナーとして活躍し続けている宮忠臣からトレーニングを受けた俳優犬のベック。
今回解禁されたのは、田中とベックの脇を固める13名の出演キャストとナレーション。ヒロイン・桃子役を演じるのは、池田エライザ。民夫の同僚である桃子は、愛するペットを通じて民夫と交流を深め、ハウと離れ離れになり落ち込む民夫にそっと寄り添う。
田中と演技で共演するのは今回が初だという池田は「本当に素直にお芝居される方だなと思いました。田中圭さんのお芝居に影響を受けて、ただただ本番中の世界や、民夫さんに共感して、というような感じでした」と撮影を振り返る。ハウ(俳優犬ベック)については「撮影中、一日だけ会えたのですが、むちゃくちゃ可愛かったです。もっともっと会いたかったなと思いました」とその可愛さにすっかり魅了されたことを明かした。
そのほかの共演には、民夫がハウと出会うきっかけをつくった鍋島夫妻役に野間口徹と渡辺真起子。震災の風評被害に心を痛める女子中学生・麻衣役に長澤樹、深刻なDV被害に遭い修道院のシェルターに保護された若い女性・めぐみ役にモトーラ世理奈。愛する夫を亡くし、ひとりで傘屋を営む老女・志津役とその夫役に、宮本信子と石橋蓮司。さらに深川麻衣、田中要次、利重剛、伊勢志摩、市川実和子、田畑智子ら豪華俳優陣が出演する。
そして、本作を優しく彩るナレーションを担当するのは、石田ゆり子。ワンと鳴けない保護犬ハウが、民夫をはじめたくさんの人たちと出会っていくストーリーを、慈愛のこもった温かく優しい声で包み込んでいる。
婚約者にあっさりフラれ、人生最悪な時を迎えていた市役所職員・赤西民夫(田中)。横浜で一人空虚な日々を送る彼は、上司からの勧めで、飼い主に捨てられて保護犬になってしまった真っ白な大型犬を飼うことになってしまう。犬はワンと鳴けず「ハウッ」というかすれた声しか出せない。とびっきり人懐っこいこの犬を、民夫は“ハウ”と名付け、1人と1匹の優しくて温かい日々が始まった。何をするにもいつも一緒な“2人”の絆は次第に深まり、いつしかかけがえのない存在に。そんなある日、突然ハウが姿を消す。偶然のアクシデントが重なり、ハウは青森まで運ばれてしまったのだった。
ハウは大好きな民夫に会いたい一心で、青森から横浜まで798キロの道のりを目指す。その道中で、悩みや孤独、悲しみを抱えた人たちと出会う。震災の風評被害に心を痛める女子中学生の麻衣(長澤)。愛する夫(石橋)を亡くし、ひとりで傘屋を営む老女・志津(宮本)。深刻なDV被害に遭い、修道院のシェルターに保護された若い女性・めぐみ(モトーラ世理奈)。彼女たちに寄り添い心を癒していくハウ。果たして、長い旅路を経てハウと民夫はもう一度再会することができるのか―。
映画『ハウ』は、8月19日より全国公開。
※池田エライザ・犬童一心監督・小池賢太郎プロデューサーコメント全文は以下の通り