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ソル・ギョング×イ・ソンギュン共演 生き馬の目を抜く苛烈な大統領選の裏側描く『キングメーカー 大統領を作った男』予告編解禁

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 韓国の名優ソル・ギョングと『パラサイト 半地下の家族』のイ・ソンギュンが共演し、第58回百想芸術大賞で最優秀男性演技賞、監督賞、男性助演賞の3冠に輝いた映画『キングメーカー 大統領を作った男』が、8月12日より公開されることが決定。予告編と場面写真7点が解禁された。

【動画】ソル・ギョング×イ・ソンギュン『キングメーカー 大統領を作った男』予告

 最高権力の座をめざして政治家同士が激突し、負ければ汚職など不正行為を問われて刑務所入りになることもある韓国の大統領選。本作はそんな生き馬の目を抜く苛烈な大統領選の裏側を描き、韓国でも大きな話題を呼んだポリティカル・サスペンス。劇中で描かれるエピソードの多くは、日本とも縁の深い第15代韓国大統領、金大中(キム・デジュン)と彼の選挙参謀だった厳昌録(オム・チャンノク)の実話をベースにしており、数々の驚きの事実が明かされている。監督を務めたのは、ソル・ギョング主演映画『名もなき野良犬の輪舞(ロンド)』の俊英ビョン・ソンヒョン。

 1961年。韓国東北部の江原道で小さな薬局を営むソ・チャンデ(イ・ソンギュン)は、独裁政権を打倒して世の中を変えたいという思いから、野党の新民党に所属するキム・ウンボム(ソル・ギョング)に肩入れしていた。チャンデはウンボムの選挙事務所を訪ね、「1票を得るより相手の10票を減らす」戦略を提案する。

 それは理想家肌のウンボムにとって賛成できない案だったが、チャンデの豊富なアイデアに助けられ、ウンボムは補欠選挙で初当選。さらに1963年の国会議員選挙では地元である木浦で対立候補を破り、新進気鋭の国会議員として注目を集めることに。チャンデも表にはでない影の参謀として活躍する。しかし、勝利のためには手段を選ばないチャンデに次第に党内から不満の声が漏れ始め、ウンボムも徐々に理念の違いを感じ葛藤していく…。

 予告編は、当選確率99%を約束する選挙コンサルタントの活躍を描いた小説「当確師」の著者・真山仁の「選挙にきれい事は不要! 勝てばいい、勝つしかない! 不正が正義を飲み込む不条理の渦の中で、我々は政治の神髄を見つけられるのか!!」との言葉からはじまる。

 続いて映像は、その言葉を受けるかのように、国会議員キム・ウンボム(ソル・ギョング)に向かって、ソ・チャンデ(イ・ソンギュン)が「国民だって? 奴らなど、手のひらで転がされる存在です」と言い切る場面に。壮絶な舞台裏を予感させる中、光の当たる表の存在として大統領を目指すキム・ウンボムは、5時間19分も演説をするほどの熱意と、「俺は何があってもウンボムを勝たせる」という天才参謀のソ・チャンデの手腕によって、選挙戦を打ち勝っていく。

 しかし「勝つためなら親の位牌も売り飛ばす奴だ」と揶揄されるほど手段を選ばないチャンデのやり方に、ウンボムは「大事なのはどう勝つかではなく、何のために勝つのかだ」と伝え、二人の間に溝が生じる。そこに、同じ野党のライバルであるキム・ヨンホ(ユ・ジェミョン)や、与党の選挙戦略家イ室長(チョ・ウジン)らの思惑も重なり、大統領を目指す闘いは苛烈を極めていく。

 果たして、かつては「未来の大統領を抱きしめても?」と熱い抱擁を交わすほど運命共同体だったウンボムとチャンデの二人に待ち受ける結末は。ソル・ギョングとイ・ソンギュンの熱量あふれる演技も印象的な、スリリングな予告編となっている。

 映画『キングメーカー 大統領を作った男』は、8月12日より全国順次公開。

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