Kitriの透明感あふれる歌声と音色が響き渡る 新津ちせ主演『凪の島』予告解禁
子役の新津ちせが主演する映画『凪の島』より、Kitriによる主題歌「透明な」が優しく寄り添うように流れる予告編が解禁された。
【動画】新津ちせ、小さな島で暮らす傷ついた少女の成長を熱演 『凪の島』予告
本作は、山口県の瀬戸内にある大自然豊かな島を舞台に、少女の心の成長を描いたひと夏の物語。監督は長澤雅彦で、脚本も長澤監督自身によるオリジナル。劇伴音楽と主題歌は、姉妹ピアノ連弾ボーカルユニット・Kitri(キトリ)が担当している。
両親が離婚し、母の故郷である山口県の瀬戸内にある小さな島へ移住することになった小学4年生の凪(新津)。母・真央と、祖母・佳子と一緒に、佳子が医師をしている島唯一の診療所で暮らしている。普段は明るく振る舞う凪だが、母へ暴力を振るうアルコール依存症の父・島尾の姿が目に焼き付き、心に傷を負い、時々過呼吸になって倒れてしまう。
そんな凪を、事情をすべて知った上で何も言わず温かく受け入れてくれる島の住民たち。凪が通う小学校の同級生の雷太や健吾、担任教師の瑞樹、用務員の山村、漁師の浩平。彼らもまたそれぞれ悩みを抱えながらも前向きに生きていた。その悩みを知った凪もまた、彼らを支えようと奔走し、1歩ずつ笑顔を取り戻していく。
共演は、凪の母・原田真央役に加藤ローサ、真央と離婚した凪の父・島尾純也役にチュートリアルの徳井義実、凪が通う小学校の担任教師・河野瑞樹役に島崎遥香、その瑞樹に思いを寄せる漁師・守屋浩平役に結木滉星。さらに、小学校の用務員として子供たちを見守る山村徳男役に嶋田久作、凪の祖母・原田佳子役に木野花と、個性派俳優が集結した。
予告編は、山口県の瀬戸内にある島で凪(新津)が、母・真央と祖母・佳子と共に平穏に暮らす様子から始まる。担任教師の瑞樹(島崎)と漁師の浩平(結木)が話しているのを見て「あの2人って、付き合っているのかな」とつぶやいたり、学校の用務員さんにあだ名をつけたり、穏やかな日々を送る凪。しかしある日、他人が争う光景を見て、父が母に暴力をふるっていた過去のトラウマがよみがえり倒れてしまう。
映像の中盤からは、Kitriによる主題歌「透明な」が優しく流れる中、島にやってきた父・純也(徳井)が「もう1度、君たちと暮らしたい」と訴える姿や、凪が母の真央に抱きしめられる姿、祖母・佳子の「どれだけしっかり生きたかじゃけえ」という印象的なセリフなどが続き、最後は雄大な島の風景と、そこで暮らす愛らしい猫たちの姿で幕を閉じる。果たして、自然の中で個性豊かな人々と過ごす穏やかな日常が、傷ついた凪にどんな変化をもたらすのか。そして、自身が抱える運命に向き合いながら、前を向いて生きる人々が選ぶ未来とは…。
映画『凪の島』は、8月19日より全国順次公開。