戸田恵梨香×永野芽郁『母性』場面写真解禁 原作・湊かなえ「完成度の高さに喜びしかない」
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女優の戸田恵梨香が主演を務め、永野芽郁と共演する映画『母性』より、2人が演じる母娘の場面写真が解禁された。さらに、原作者・湊かなえからのコメントも到着した。
【写真】愛せない母(戸田)と愛されたい娘(永野)が織りなす“母性”を巡る衝撃の物語に惑わされる 映画『母性』場面写真
本作は、累計発行部数100万部を突破した湊かなえの同名小説を映画化。ある未解決事件の語り手となる母娘を戸田と永野が演じる。さらに、物語に登場するひときわキャラの濃い母娘たちを、大地真央、高畑淳子、中村ゆり、山下リオが熱演。監督は廣木隆一。
娘を愛せない母親・ルミ子役に戸田、母に愛されたい娘・清佳役に永野と、ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』で先輩・後輩役として息の合ったユーモラスな掛け合いを見せた2人が、本作では一転、“母性”にほんろうされる母娘に挑戦する。
女子高生が自ら命を絶った。その真相は不明。事件は、なぜ起きたのか? 普通に見えた日常に、静かに刻み込まれた傷痕。愛せない母と、愛されたい娘。同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違っていく。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」―2つの告白で事件は180度逆転し、やがて衝撃の結末へ。母性に狂わされたのは母か娘か?
母と娘の不穏な関係性が、事件にまつわる2人の視点の違いとともに描かれるのも見どころのひとつ。母の証言では「娘を強く抱きしめた」というシーンがある一方で、その同じ場面を娘は「母に首を絞められた」と証言する。このたび解禁となったのは、そんな180度真逆の証言に終始惑わされることを予想させる場面写真たち。“母性”をめぐる一つの事件と、母と娘2人の食い違う証言によって浮かび上がる衝撃の物語の全貌とは?
完成した作品を鑑賞した原作者・湊かなえは「完成度の高さに喜びしかありません。戸田さんの鬼気迫る演技に鳥肌が立ちました。永野さんの表情での演技もすばらしかったです。大地さん、高畑さんはじめ、女優の方々おひとりずつの演技がすばらしく、またそれらが化学反応を起こすかのように、作品全体に深みや広がりを与えている。エンターテインメント作品のおもしろさと、芸術作品の感動が融合した作品になっていると思います」とコメントしている。
そして公開に先駆け、本作のムビチケ前売券が、全国の劇場・オンラインにて8月11日より発売開始となる。
映画『母性』は、11月23日より全国公開。
■湊かなえ(原作者)コメント全文
――多くの企画者が映像化を熱望した「母性」。今回、映画化を許諾された決め手について。
娘(母親から愛される立場)であり続けたいまま子どもを産んだ母親と、その母親から愛されたい娘。その二人の物語であることをきちんと汲み取った内容の脚本だったので、ぜひお願いしたいと思いました。
女性は子どもを産めば必ずしも母性が芽生えるわけではない、といったことなど、「母性」について年齢や性別を問わず多くの方が考えてくださる作品になってほしいと思いました。
――完成した映画をご覧になって。
俳優の方々の演技がすばらしい。背景が美しい。母と娘の思い違いの場面が、観客に自然に伝わる構成になっている。音楽もよい。と、完成度の高さに喜びしかありません。
戸田さんの鬼気迫る演技に鳥肌が立ちました。永野さんの表情での演技もすばらしかったです。大地さん、高畑さんはじめ、女優の方々おひとりずつの演技がすばらしく、またそれらが化学反応を起こすかのように、作品全体に深みや広がりを与えている。エンターテインメント作品のおもしろさと、芸術作品の感動が融合した作品になっていると思います。
自分の中にこんな感情があったのかと気づくように、心の奥底にある感情が素手でえぐりだされるような作品を、どうか体感してみてください。見ないと、損、損。