藤ヶ谷太輔が大号泣　映画『そして僕は途方に暮れる』特報＆ティザービジュアル解禁

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公開日：2022/8/30 07:00

藤ヶ谷太輔が大号泣　映画『そして僕は途方に暮れる』特報＆ティザービジュアル解禁の

【動画】藤ヶ谷太輔が大号泣　映画『そして僕は途方に暮れる』特報映像

　本作は、主人公のフリーターが、ほんの些細なことからあらゆる人間関係を断ち切っていく姿を通して、人間誰しもが持つ「逃げたい」という心理や衝動を赤裸々にあぶり出す逃避劇。

　自堕落な日々を過ごすフリーターの菅原裕一は、長年同棲している恋人・里美と、些細なことで言い合いになり、話し合うことから逃げ、家を飛び出してしまう。その夜から彼は、親友、大学時代の先輩や後輩、姉のもとを渡り歩くが、ばつが悪くなるとその場から逃げ出し、ついには、母が1人で暮らす苫小牧の実家へ戻る。

　だが、母ともなぜか気まずくなり、雪降る街へ。行き場を無くし、途方に暮れる裕一は最果ての地で、思いがけず、かつて家族から逃げていった父と10年ぶりに再会する。「俺の家に来るか？」と父の誘いを受けた彼は、ついにスマホの電源を切ってすべての人間関係を断つのだが…。

　メガホンをとるのは、『愛の渦』『娼年』など賛否が渦巻く衝撃作を世に送り出し、注目を集め続けている三浦大輔。舞台から映画へと表現の幅を着実に広げながら、唯一無二の世界観を創リ上げている異才だ。本作でも、自身が書き下ろし2018年にシアターコクーンで上演したオリジナルの舞台を、自ら脚本・監督を手掛け映画化。人間のリアルな部分に深く切り込む意欲作に仕上げた。

　そして、舞台と同じく主人公・菅原裕一を演じたのは、Kis‐My‐Ft2 のメンバーとして活躍する藤ヶ谷太輔。観るものに共感と反感を与え続けるクズ男を見事に体現した。藤ヶ谷は、6年ぶりの映画主演作となる本作で、全神経を研ぎ澄ませて撮影に没入。撮影中は「日々しびれ、追い込まれ、鍛えてもらっている」と語り、後には「あんな限界を迎えたことはない」と吐露。ふとした行動や言い回しから人の性（さが）をあぶり出してきた三浦監督の真骨頂とも言える演出に、確かな演技力で応えている。

　特報映像は、藤ヶ谷演じる主人公の菅原が、逃げまくる姿を映し出したもの。人間関係を断っては逃げる菅原の姿からは、滑稽さと哀愁がにじみ出ている。最後は、「頑張り過ぎなあなたに捧ぐ、クズすぎて元気になる《現実逃避型》エンタテインメント」というキーフレーズに続き、「面白くなってきやがったぜ」というセリフと、菅原が大号泣する姿や自転車を漕ぐ姿で幕を閉じる。果たして、逃避の先に行きつくのは、天国か地獄か。菅原の運命の行方が気になる特報となっている。

　ティザービジュアルは、あらゆる人間関係を断ち切って世界中で1人になってしまった菅原が、“途方に暮れる”表情をアップで切り取ったもの。横には「逃げて、逃げて、逃げまくるー人生を賭けた、逃避劇。」というコピーが添えられている。

　映画『そして僕は途方に暮れる』は、2023年1月13日より全国公開。

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