『LAMB/ラム』、不穏なのに、愛おしい――禁断の本編映像解禁
カンヌ国際映画祭を騒然とさせた衝撃作『LAMB/ラム』より、不穏なのに愛おしい禁断の本編映像が解禁された。
【動画】“羊ではない何か”と戯れる禁断の本編映像
本作は、アイスランドの人里離れた田舎で暮らす羊飼いの夫婦が、羊から産まれた“羊ではない何か”を育てていく禁断のネイチャー・スリラー。衝撃的な設定の中にもリアリティーのある世界観を構築し、第74回カンヌ国際映画祭のある視点部門で《Prize of Originality》を受賞、アカデミー賞国際長編部門アイスランド代表作品にも選出されるなど、批評家からも高い評価を受けた。
主演・製作総指揮を務めるのは、『プロメテウス』や『ミレニアム』シリーズで知られるノオミ・ラパス。監督は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などの特殊効果を担当したヴァルディミール・ヨハンソンで、本作が長編監督デビュー作となる。
ヨハンソン監督と共に脚本を手掛けたショーンは、アイスランドの作家・詩人であり、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の歌劇脚本や『ライトハウス』のロバート・エガース監督新作「The Northman(原題)」の脚本にも参加している。
この度、本作より主人公マリアと羊から産まれた“羊ではない何か”が戯れる禁断の本編映像が解禁された。羊飼いのマリアとアダと名付けられた“羊ではない何か”が、花畑で母と子のように戯れる微笑ましいシーン。だが、何かがおかしい。マリアは自作した花冠をアダに被せて「すてき」と一言。さらにキスや頬ずりをし、惜しみなく愛情表現をする。そしてそれに応えるアダ…。
とてつもない違和感の正体に、あなたは気づくことができるだろうか。見てはいけないものを見てしまった不穏な気持ちと共に、どこか愛おしい気持ちにさせる、まさに“禁断の映像”になっている。
映画『LAMB/ラム』は9月23日より全国公開。