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綾野剛、映画『カラオケ行こ!』主演 合唱部部長はオーディションで選ばれた15歳・齋藤潤

映画

映画『カラオケ行こ!』で共演する(左から)齋藤潤、綾野剛
映画『カラオケ行こ!』で共演する(左から)齋藤潤、綾野剛(C)2023「カラオケ行こ!」製作委員会

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綾野剛

齋藤潤

山下敦弘

 俳優の綾野剛が、映画『カラオケ行こ!』で主人公のヤクザ・成田狂児役を務めることが発表された。物語のカギを握る合唱部部長の中学生・岡聡実役には、15歳の齋藤潤がオーディションで選ばれた。

【写真】『カラオケ行こ!』綾野剛&齋藤潤が演じる成田狂児&岡聡実の原作イラスト

 和山やまの漫画を映画化する本作は、歌がうまくなりたいヤクザと、歌唱指導を行う真面目だけど毒舌な中学生との奇妙な友情を描く。監督は山下敦弘。脚本は野木亜紀子が務める。

 合唱部部長の岡聡実はヤクザの成田狂児にカラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないというのだ。聡実は狂児に嫌々ながらも歌唱指導を行うのだが…。

 主人公・成田狂児役の綾野は、中学生に歌の指導を頼むヤクザというこれまでにない一風変わった役柄に挑む。

 綾野は「お話を頂いた時は、とても嬉しかったです。大好きな作品、魅力的な狂児を体感できる喜び、なにより和山やまさんの世界を、山下敦弘監督、野木亜紀子さん、信頼するチーム、スタッフ、そして聡実くん役として出会った齋藤潤くんと一緒に創作できるという色々様々な喜びが渋滞してます。映画を通して『カラオケ行こ!』の新しい魅力をさらに見つける事ができたらと、原作に敬意を抱きながら、映画としての表現を最後まで諦めず、皆さんにとって魅力的な作品になるよう努めて参ります」とコメントした。

 そして真面目だが毒舌、変声期に悩む合唱部部長の中学生・聡実役に選ばれた齋藤は、オーディションを通して誰よりも成長し、そのパフォーマンスで山下監督や脚本の野木ら審査員を魅了。綾野もオーディションの様子を見守り、決定後に早速綾野と齋藤の対面が実現した。今はハイレベルなレッスンを受けながら役作りの真っ最中。

 齋藤は「オーディションに合格した時は正直本当に信じられなくて、今は本当に嬉しいです。最終オーディションで初めて綾野さんにお会いしたのですが、本当にかっこいい方です。これからも頼らせていただきたいと思います!変声期という悩みを抱えている聡実くんですが、狂児さんとの出会いややり取りを通じて少しずつ気持ちが変わっていく…そんな変化をスクリーンから伝えられるような聡実くんを目指したいと思います」と話す。

 2人について山下監督は「綾野くんとは何度か面識はあるが、一緒に映画を作るのは初めて。ストイックな印象のある綾野くんが、どんな“狂児”をイメージし、撮影までに仕上げてくるのか?監督として、楽しみでしょうがない。オーディションで選ばれた齋藤潤くんも、もちろん一緒に映画を作るのは初めて。様々なハードルがある“聡実”という役を演じるのはかなり大変だとは思うが、良い意味でまだ未完成な齋藤くんが、綾野くんの演じる“狂児”をどう感じて、どんな影響を受け、“聡実”を演じきるのか?たぶん、この映画の肝はそこにかかっていると思う」とコメント。

 原作者の和山は「綾野さんに狂児を演じてもらえるのはとても光栄に思います。どの役も魂を込めて演じられているお芝居に心を打たれていたので、狂児という役を安心してお任せできると思いました。齋藤さんを拝見したときは、なんてバランスのいい方なんだ…と驚きました。きっとどんな役もこなしていかれる役者さんだと思い、そんな齋藤さんの聡実くんはスクリーンでどう輝くのでしょう。映画化がますます楽しみになりました」としている。

 11月からいよいよ撮影がスタートし、2023年の公開を目指して製作が本格スタートとなる。

 映画『カラオケ行こ!』は、2023年公開。

※コメント全文は以下の通り

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<綾野剛、齋藤潤ほかコメント全文>

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