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<東京国際映画祭>黒澤明賞受賞者はアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督と深田晃司監督に決定

映画

第35回東京国際映画祭・黒澤明賞を受賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督
第35回東京国際映画祭・黒澤明賞を受賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督

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アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

深田晃司

山田洋次

仲代達矢

原田美枝子

川本三郎

 10月24日~11月2日に開催される第35回東京国際映画祭の黒澤明賞受賞者に、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督と深田晃司監督が決定した。授賞式は10月29日に帝国ホテルにおいて行われる予定だ。

【写真】第35回東京国際映画祭・黒澤明賞を受賞した深田晃司監督

 東京国際映画祭は、日本が世界に誇る故・黒澤明監督の業績を長く後世に伝え、新たな才能を世に送り出していきたいとの願いから、世界の映画界に貢献した映画人、そして映画界の未来を託していきたい映画人に贈られる賞として、本年14年ぶりに黒澤明賞を復活させる。

 過去にはスティーヴン・スピルバーグ、山田洋次、侯孝賢などが受賞していた同賞だが、今年は、山田洋次監督、仲代達矢、原田美枝子、川本三郎、市山尚三東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの5名の選考委員による選考の結果、受賞者はアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督と深田晃司監督に決定した。

 イニャリトゥ監督は、2000年に『アモーレス・ペロス』で長編映画監督デビューし、同作で第53回カンヌ国際映画祭の批評家週間部門、第13回東京国際映画祭でグランプリを受賞、アカデミー外国語映画賞にノミネートされた。以降『バベル』(2006)、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014)、『レヴェナント:蘇えりし者』(2016)と精力的に作品を発表し、アカデミー賞監督賞をはじめとした数々の映画賞を獲得。最新作『バルド、偽りの記録と一握りの真実』は、本年度ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に選出され、東京国際映画祭のガラ・セレクション部門で上映されることも決定しており、11月より一部劇場でも公開される。

 イニャリトゥ監督は、デビュー作『アモーレス・ペロス』で世界の目をメキシコ映画に向けさせ、その後アカデミー賞を始めとする多くの賞を受賞しながらも、作品ごとに常に新しい試みに精力的に挑戦している姿勢が評価され、本年度の受賞が決まった。なお、イニャリトゥ監督は東京国際映画祭では2009年に審査委員長を務めており、それ以来の参加となる。

 深田監督は、2016年『淵に立つ』で第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞し、同2017年には第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響で経営危機に陥るミニシアターが続出したことに対し、同じく映画監督の濱口竜介らとともに全国の小規模映画館支援のためのクラウドファンディング「ミニシアター・エイド基金」を立ち上げるなど、若手映画監督としての枠を超えた活動を行なっている。最新作の『LOVE LIFE』は、先日のベネチア国際映画祭のコンペティション部門で上映され、満場の喝采で迎えられたのは記憶に新しい。

 深田監督はその作品性が若手映画監督として優れている点や、世界に向けて将来の活躍が期待される日本人監督である点などに加え、映画制作活動以外での精力的な活動についても評価の声が高く、今年度の受賞者として決定した。

 第35回東京国際映画祭は、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて10月24日~11月2日開催。黒澤明賞の授賞式は10月29日に帝国ホテルにおいて行われる。

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