井上雄彦「新たな視点のスラムダンク」 映画『THE FIRST SLAM DUNK』への思い明かす
大人気漫画『SLAM DUNK』の原作者・井上雄彦が20日、自身のツイッターでブログの更新を報告。映画『THE FIRST SLAM DUNK』への思いなどをつづった。
【写真】原画風の湘北メンバーがかっこいい 映画『THE FIRST SLAM DUNK』ビジュアル
原作漫画は1990年から96年に連載。主人公の桜木花道をはじめ、高校バスケに打ち込む選手たちの青春と人間的成長を描いた本作は、国内シリーズ累計発行部数1億2000万部以上。バスケ漫画の金字塔的作品だ。
更新されたブログでは、井上が連載から30周年を迎えての心境の変化や12月3日の公開が迫る映画『THE FIRST SLAM DUNK』への想いなどが語られている。
「映画を作り始めてから数年が経ち、いよいよ完成が近づいてきました」の一文から始まった投稿。連載当時は読者からの手紙だけが励みだったこと、そこから時が経つにつれ漫画やアニメの制作に関わるすべての人たちへの感謝が湧くようになったことなどを吐露。
30周年を迎え、自身が年齢を重ねたことで視点が増えたと語る井上は「こいつはこんなヤツだったのか、こんなことがあったのかと、いろいろな視点が浮かんで、その度にメモが少しずつ増えていきました。更新されてきました。昔、30年前には見えなかった視点もあれば、連載中からあったけどその時には描けなかった視点もあります」と語った。
最後に新作映画を楽しみにしているファンへ「今回の映画は新たな視点で描いたスラムダンクと言えます。知らない人には初めての、知ってる人には、知ってるけど初めて見るスラムダンク。そんな感じで気軽に楽しんでもらえたら嬉しいです。制作はいよいよ最後の上り坂をスタッフ皆で登っている最中です」とメッセージを贈った。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』は。12月3日より公開。
引用:「井上雄彦」ツイッター(@inouetake)