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Kis‐My‐Ft2藤ヶ谷太輔「辛く苦しい撮影を乗り越えた作品」 役抜けずアイドル業に支障

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東京国際映画祭『そして僕は途方に暮れる』上映後舞台あいさつに出席した(左から)藤ヶ谷太輔、三浦大輔監督
東京国際映画祭『そして僕は途方に暮れる』上映後舞台あいさつに出席した(左から)藤ヶ谷太輔、三浦大輔監督 クランクイン!

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 Kis‐My‐Ft2の藤ヶ谷太輔が28日、都内で開催された東京国際映画祭『そして僕は途方に暮れる』上映後舞台挨拶に、三浦大輔監督と共に出席。映画祭に初参加となった藤ヶ谷は「こうして選んでいただけて本当に光栄ですし、チームで本当に辛く苦しい撮影を乗り越えた作品ですので、選んでいただけたことが本当にとにかくうれしいです。チームとして」と喜びの思いを語った。

【写真】東京国際映画祭に初出席の藤ヶ谷太輔(Kis‐My‐Ft2)

 本作は、2018年にシアターコクーンで上演されたオリジナルの舞台を映画化。主人公の平凡なフリーター・菅原裕一(藤ヶ谷)が、ほんのささいなことから、恋人、親友、先輩や後輩、家族など、あらゆる人間関係を断ち切っていく姿を描いた逃避劇だ。

 ワールドプレミアを迎えた心境を聞かれた藤ヶ谷は「撮影で言うと、2年ぐらい前ですよね? だいぶ前に撮ったので、やっと公開ができるというのと、皆さんに見ていただけて、この映画がどうだったのかっていうのがすごく気になるところではありますね」とコメント。観客から大きな拍手が送られると、藤ヶ谷は白い歯を見せた。

 撮影について、藤ヶ谷は「初日から逃げたいなと思いましたし、楽しい思い出は一つもありません(笑)」とぶっちゃけた。具体的な過酷さについては「その瞬間、瞬間での監督のOKっていうのが違うので、そこに当てていくっていうのが難しかったです。一番最後の振り返りのシーンとかも、リハーサルも入れるとテイク数はたぶん100回弱くらいやったと思いますね。監督に言われたのが、『日本語にない・日本語の辞書に載っていない言葉で振り返ってください』という。それ覚えてます」と笑顔で明かしていた。

 藤ヶ谷は撮影後に役がなかなか抜けなかったことにも触れ「アイドル業に支障出ましたね(笑)」と明かし「半年くらいは心も表情も動かず。でも三浦組を経験した人にしかわからない、本当にしっかり役と向き合えた証拠でもあるのかな? なんてポジティブに捉えて」と笑顔。「そのあとすぐライブがありましたけど、菅原裕一が歌って踊っているみたいな。リュック背負って歌って踊ってみたいな(笑)」とも明かして会場を沸かせていた。

 映画『そして僕は途方に暮れる』は、2023年1月13日より全国公開。

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