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A24が贈るダーク・ファンタジー『グリーン・ナイト』、大塚明夫がナレーションを務めた解説動画解禁

映画

 デヴ・パテルが主演するデヴィッド・ロウリー監督最新作『グリーン・ナイト』より、中世文学の最高傑作であり、アーサー王伝説のひとつ『サー・ガウェインと緑の騎士』や、本作の魅力をさまざまな角度からひもとく解説動画が解禁された。声優の大塚明夫がナレーションを務めている。

【動画】映画『グリーン・ナイト』解説動画(声優・大塚明夫ナレーションver)

 本作は、『ミッドサマー』や『ライトハウス』などジャンル映画をアートの域まで高めてきたA24が贈る、初の本格ファンタジー。

 14世紀の作者不明の叙事詩『サー・ガウェインと緑の騎士』は、『指輪物語』の作家J・R・R・トールキンが現代英語に翻訳し、広く読まれてきた。この原典を、ロウリー監督自身が深い愛と敬意をもって大胆に脚色。過酷な自然界へと挑む冒険と幻想的で奇妙な旅を通して、自分の内面へと向き合っていく若者の成長物語を、示唆に富んだ斬新で濃度の高い魅惑的な映像で描き出す。

 アーサー王のおいとして恵まれた環境で怠惰な日々を送る主人公サー・ガウェインを演じるのはデヴ・パテル。まだ正式な騎士ではなく未熟でどこか頼りないガウェインが、クリスマスの残酷な“遊び事(ゲーム)”から1年後、未知の世界へと挑んでゆく姿を演じる。

 解禁となった解説動画では、時代を超えて受け入れられてきた『サー・ガウェインと緑の騎士』と本作を、【起源】【伝説】【英雄】【家系】【旅】の5つのパートに分けて約190秒で、さまざまな角度から分析し深掘りする。ネタバレなしの映画公開前の予習としてぴったりの映像となっている。

 広い文化圏に影響を与えた神話的な道徳の物語である『緑の騎士』の【起源】をたどるパートでは、翻訳を手がけたJ・R・R・トールキンが “中世を振り返るカラフルなガラス窓”と評した言葉や、貴重な1731年の原本が映し出される。

 【伝説】のパートでは、アーサー王の宮殿に突如現れた緑の騎士が危険なゲームを持ちかける本編シーンをふんだんに使用し「緑の騎士は敬意の象徴」と紹介される。

 【英雄】のパートでは、まだ英雄譚(たん)をもたないガウェインのキャラクターの位置づけや、この物語がポップカルチャーや数々のキャラクターに与えてきた影響などを紹介。

 【家系】のパートでは、アーサー王や女王グィネヴィア、王の異父妹であるガウェインの母など、ガウェインをとりまくキャメロット王国の人々を紹介。

 【旅】のパートではガウェインが臨む過酷な旅路を通して現代にも通じる教訓を伝えていく。

 この映像では、声優・ナレーター・俳優の大塚明夫が全編にわたって解説のナレーションを担当した。劇場公開は字幕版のみの上映となるが、本映像中のラルフ・アイネソン演じる緑の騎士のセリフの吹き替えにもチャレンジしている。

 またオリジナルとなる字幕版のナレーションは、本作でタイトルロールの緑の騎士を演じ『ハリー・ポッター』シリーズのアミカス・カロー役などでおなじみのラルフ・アイネソンが担当している。

 映画『グリーン・ナイト』は、11月25日より全国公開。

映画『グリーン・ナイト』解説動画(声優・大塚明夫ナレーションver)
映画『グリーン・ナイト』解説動画(字幕版)

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